こんばんわ、ねづ(@nzakr)です。
10月の中旬に1週間ほどカナダはバンクーバーに行ってきました。友達に会うことが目的だったのですが、カナダといえば留学、ワーホリでも有名な国ということで、留学も体験してきました。
今回通ったのはECバンクーバーという語学学校です。
ECは語学学校の中でも大手で、マルタを拠点とした世界中に学校を展開しており、カナダ国内ではバンクーバーとトロントに校舎があります。
今回は前回のフィリピン留学(1ヶ月)の時と比べて、1週間というかなり短い期間の留学ではありますが、留学体験をまとめてみました。
目次
学校について
ECバンクーバーはダウンタウンという中心地にあります。
電車、バスどちらからでもアクセスがよく、立地だけでいえば抜群ですね。
電車の場合はグランビル駅(Granville)、バスは22番のPenderStが最寄駅になります。
まあ、だいたいの語学学校がダウンタウンにあるんですけどね。
こちらがECが入居しているビルの外観。
このビルの2〜3階がECになります。
近隣には、スタバ、ティムホートン(カナダで有名なカフェ)、セブンイレブンなどの軽食が購入できる場所はもちろん、日本食のレストランもあり、生活利便性は抜群でした。
2階は受付、スタッフの事務室、簡易的な共有スペースがメインです。
教室も一部は2階にありました。
3階は教室。生徒は基本的に3階をメインで利用することになります。
ECのロゴが入った自販機、生徒が使える電子レンジ、ポットなどもありました。
学校の雰囲気的には小さな大学の建物1棟という感じ。
授業
授業は基本的にすべてグループレッスンになります。
1クラス10〜20人程度で構成されるらしく、僕がいたクラスは16人。
国籍は日本、韓国、中国、フランス、スペイン、ブラジル、イラン、メキシコなど、すごく多様。気になる日本人比率は16人中2人。どこかの国が多いということもなく、非常にいい国籍比率だったと思います。
国籍比率に関しては時期やレベルによるので、なんともいえないのがネック。
夏休み、春休みの時期は全体的に日本人比率が上がりますし、僕は10月でしたが、この時期はブラジルが夏休みらしく、ブラジル人の比率が高くなるらしいです。
コースについて
受けていたコースはGeneral English 週20コマというコースです。
1週間に20コマなので、1日あたり4コマですね。
ECでは、1コマ=45分で、1授業2コマ(90分)という仕組みになっており、僕が受講したコースは、午前(8:30-11:45) or 午後(15:00-18:15)のみ授業になります。
また、授業後の夕方〜夜に学校主催の毎日アクティビティが用意されています。
アクティビティは完全自由参加になっており、発音、プレゼンのオプション授業などの勉強系はもちろん、サッカー、ビリヤードなどの交流アクティビティもあります。
このアクティビティを通して、留学生同士が仲良くなることが多いので、積極的に交流していくことをオススメします。僕は一度も参加することなかったけど…笑
週20コマだと授業数がかなり少ない上に宿題もほぼないので、英語力を伸ばすためにはしっかり復習&自習 or アクティビティで他国の留学生やスタッフと積極的に英語で交流する必要がありますね。
ちなみに、クラスは英語レベルによって5つ?のレベル分けされます。
僕は真ん中の3つ目intermediateのクラスに分類されました。
クラス分けは入学日に行われるオリエンテーションでのテストにてクラスが決まります。テストはPCで受験するもので、ライティングとリスニング、リーディングの3技能でした。
テストにスピーキングがなかったのが意外。
授業内容
授業内容としては、1授業ごとに設定されたテーマに従って、先生の話を聞いたり、生徒同士で2〜3人でグループになってトークしたりします。
例えば、文法の授業の場合は、一つの文法のテーマを解説してもらい、その文法ルールに合わせて実際の会話を練習する形式など。
教科書は一応ありましたが、その通りに進んでいくというわけではなさそうでした。入学時期が人によってバラバラのため、全員が足並みを揃えてスタートを切ることができないためですね。
基本的に生徒の入学は月曜日なので、月曜から金曜を1つのタームとして授業を完結させるスタイルになってました。
グループレッスンということで、一人あたりの話す時間が少ないかなーと思っていましたが、ディスカッション中心なので、そういうことはなさそうです。ただ、積極的に発言していかないと授業が聞いて終わりになってしまうという印象を受けました。
他の国の人は文法が間違っててもガンガン発言してくるので…笑
ホームステイ
続いて、ホームステイについてです。
カナダはもちろん、欧米留学といえばホームステイですね。
僕自身も初めてのホームステイ体験でした。
学校が手配してくれた1日2食付きのプランです。
僕が泊まったホームステイ先は学校からバスで25分ほど移動した場所です。地図で示すと、下記のあたりですね。
僕のホームステイ先は立地的にはかなりよいほうだと思います。
他の人はノースバンクーバーやバーナビーと呼ばれる地域で、学校まで通学で1時間以上かかる場所に滞在している人も多かったです。
こちらは僕が滞在した家の外観。
1階部分にホストファミリーが住んでおり、2階がホームステイしている学生用になっていました。
こちらが僕が滞在した部屋。
本来は2人部屋とのことですが、その部屋を1人で使うことに。
ベッドが2つと机があるだけのすごくシンプルな部屋でした。
同時期に滞在していたのは、ブラジル人の男性のみ。
部屋からの眺め。
ダウンタウンを離れた住宅街はだいたいこんな感じの景色です。
ホームステイの感想
ほんとに寝るためだけの部屋だったので、思い入れはあまりないですね…笑
1週間という短い期間ということもあり、夜は現地で働いている友人や語学学校のスタッフと飲むなどで外食していたので、ホストファミリーと一緒に食べるということはほぼなかったです。
そもそも、日本人が持つ一般的なホームステイのイメージ、ホストファミリーと仲良く、毎日おいしいご飯を食べて、休日は一緒にお出かけして…、というものはないですね。
カナダでホームステイを提供している家庭はビジネスとしてやっていることが多く、積極的に留学生と交流をしようとするホームステイはそこまで多くないと聞きます。もちろん家庭によるので一概には言えませんが…。
僕の家庭の場合、朝ご飯はシリアルやパンを勝手に食べるスタイル、夜ご飯はシンプルなご飯物でした。夜ご飯の時間もPM6時とすごく早かったので、レンチンして1人で食べてました。
朝ごはんシリアルパターンはほとんどの家庭が該当するらしい。
バンクーバーの街並み
バンクーバーの中心地はダウンタウンと呼ばれるエリアになります。
ほとんどのESLの語学学校がこのダウンタウンにあります。
様々なオフィスはもちろん、ショッピングモールや飲み屋、バー、クラブなども全てこのエリアに密集しております。
総面積は約3.75平方kmと小さく、頑張れば歩いて移動できちゃいます。
こちらがグランビルストリート。
レストラン、バー、クラブなど、娯楽施設が集まった通りです。
金曜夜など、留学生はもちろん、たくさんの人がここに集まります。
ダウンタウンを外れた住宅街はこんな感じ。
区画がキレイに整理されており、道路の両端に家がキレイに並んでいます。
バンクーバーの観光地
語学学校の授業は平日のみなので、土日祝日は休み。
留学は語学の勉強はもちろんですが、観光やアクティビティも大切です。
僕も1週間という短い期間ですが、いくつか観光スポットを巡ってきました。
スタンレーパーク
まずはスタンレーパーク。
バンクーバーの名物である巨大な公園です。
高層ビルが立ち並ぶ都心のダウンタウンから歩いて行ける距離近くにある自然いっぱいの公園があります。
ウォーキングやランニングをして過ごすのもいいですが、近くのレンタルサイクル屋で、自転車を借りてサイクリングするのがオススメ。
10月のこの時期は紅葉がキレイで素晴らしかったですよ。
その時のレポートは別記事にて書いたので、ぜひ読んでみてください。
バンクーバーの巨大公園「スタンレーパーク」をサイクリングして自然を満喫してきた!
ギャスタウン(GAS TOWN)
続いて、ギャスタウン。ガスタウンとも言います。
こちらもダウンタウンから歩いて行けます。
バンクーバー発祥の地といわれる地区らしく、オシャレなカフェやレストラン、バーなどが立ち並ぶレンガ造りの街並みは観る価値があります。
写真の右手に写っている時計が、ギャスタウンのランドマーク的存在の蒸気時計です。
15分ごとに笛の音とともに蒸気を吹き出します。
バンクーバーの有名な観光スポットではありますが、この蒸気時計は札幌の時計台並のがっかりスポットなので、あまり期待しないでおきましょう笑
キャピラノ吊り橋
こちらはキャピラノ吊り橋。
ノースバンクーバーにある有名なつり橋です。
大自然の山の中にあり、バンクーバーを一望できる景色を拝める有名な観光名所です。
しかし、僕は時間の都合上、行けませんでした…汗
よくある「死ぬまでに行きたい◯◯」にまとめられる場所なので行く価値はあると思う。
シアトル(アメリカ)
最後にアメリカのシアトル。
「カナダなのに、アメリカを進めんのかよ!」とお思いの方、シアトルはバンクーバーからバスで2〜3時間で行けるんですよ。しかも格安で。
シアトルといえばスターバックスの1号店があります。また、アウトレットあり、日本やカナダのアウトレットに比べると非常に安いらしい。
同じ英語圏だし、行ってみるといいかも。バンクーバーで留学している人はだいたい行っているんじゃないかなと思います。
まあ僕は時間の都合で行けなかったけど(´・ω・`)
やはり一週間だと観光どころではないですね…。
バンクーバーの観光地をまとめた記事も書きました↓↓
【保存版】バンクーバーのオススメ観光地まとめ!留学、ワーホリで来たらココに行こう!
費用について
さて、1週間でかかった費用です。
航空券(エアカナダ) | 6万円(セールで購入) |
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授業料 | 300CAD/週(23,000円) |
ホームステイ | 225CAD/週(17,500円) |
諸経費(入学金、手配料など) | 約350CAドル(27,000円) |
生活費(飲み代など) | 約1万円 |
合計 | 約13.75万円 |
かなりの概算ですが、だいたいこのくらいですね。
週数が増えてれば、比例的に授業料とホームステイ代が上乗せされる仕組みです。
また、今回はエアカナダのセールで上手く航空券を購入できたので、6万円という破格で済んでいますが、普段は約10万円します。
1週間の留学を終えて
「1週間」というのはあっという間ですね。授業は平日のみなので、実質5営業日。
英語力向上という点では、やはり最低1ヶ月はほしいところです。
短い期間ではありますが、自分が感じたカナダ留学についての感想です。
英語力向上は本人の努力に依存
まあこれはカナダ留学に限ったことではありませんが、本人の努力依存度が非常に高いです。
1日4コマの午前 or 午後のみの授業なので、自由時間が非常に長いです。もちろん学校やコースによりますが、基本的には詰め込み型の授業を展開している学校はあまりないようです。
つまり、自由時間で「如何に英語を話す実践の機会をつくっていくか」というところが英語力向上のポイントになります。
この自由時間で、同じ学校の日本人とずっと遊んでいたりすれば、何ヶ月いたとしても、英語は当然できるようになりません。
学校のアクティビティはもちろんですが、現地のカンバセーションクラブ、ホームステイ先でのホストファミリーとの会話などを通して、積極的に英語を使っていくことが大切かと。
ちなみに、現地で英会話を話すためのオフ会を募るミートアップなどのWebサービス、アプリもあります。
ただ、ニュースでご存知かもしれませんが、そういったサービスを通して殺人などの被害に巻き込まれた実例がありますので、注意が必要です。
2ヶ国留学の必要性
2ヶ国留学とは、フィリピン留学+欧米留学を組み合わせた効率的に英語を学ぶ留学プランのことです。
例えば、欧米だけに6ヶ月行くのでなく、先にフィリピンに2ヶ月、その後に欧米4ヶ月ような組み合わせで、それぞれの国で語学学校に行くなどです。
なぜこのようなプランがいいのかというと、欧米でのグループレッスンに早く慣れるためです。
日本人はどうしても英語を完璧に話そうとしすぎた結果、英語のスピーキング対する抵抗が強く、グループレッスンでなかなか発言できないことが多いです。
ヨーロッパや南米の生徒はガンガン発言してきまので、グループレッスンで発言の機会を失ってしまいます。
実際、同じクラスのブラジル人は発言量が半端なく多く、僕が先生から指されているのに代わりに答えてしまうということがありました…笑
そこで、マンツーマン主体のフィリピン留学を先に経験して、英語を話すことに慣れておくことで、欧米留学スタート時から積極的にグループレッスンに参加できるようになろうという狙いです。
僕も以前フィリピン留学を経験して、英語を話すことに抵抗はそれほどなかったので、いい経験になったと思います。
また、フィリピンは欧米に比べると留学費用が安い(欧米の約6割ぐらいの値段が相場)ので、トータルの費用を安く済ますというメリットもあります。
僕のフィリピン留学経験については下記のレポートをご覧ください。
セブのQQ Englishで一ヶ月間フィリピン留学を体験してきた
まとめ
さて、一週間というもはや旅行ともいえる短い留学について、
学校、授業、街並み、観光の4点から留学を振り返ってみました。
ECバンクーバーの卒業証書
今回は旅行で現地の友達に合うことをメインとして、留学はあくまで体験ということだったので、あまり勉強には熱を入れていませんが、半年くらい本気で留学したくなりました。
バンクーバーは、アジア人に対しての差別もなく、気候的にも過ごしやすく、かなりいい環境だと思います。日本人の留学先として人気の理由がわかります。
たった1週間という期間ですが、カナダ留学の概要についてはだいたい掴めたので、まとめてみました。
カナダへの留学、ワーホリを考えている方の参考になれば幸いです。
フィリピン留学の体験レポート
セブのQQ Englishで一ヶ月間フィリピン留学を体験してきた
フィリピン留学の英語の成長について
フィリピン留学を1ヶ月間した結果どのくらい英語力が伸びたのか
カナダまでのフライトについて
エアカナダ「東京(成田)〜カナダ(バンクーバー)」搭乗レポート AC004便
タイトルにひかれて、カナダに行く前に読んだ本。
留学、就職、ワーホリなど、海外に少しでも興味がある人が読むと刺さるかも↓↓