こんにちは、ねづ(nzakr)です。
現在カナダのバンクーバーにあるランガラカレッジという州立のカレッジにてLEAPという英語学習コースを履修しています。
Langara CollegeのLEAPについては下記記事について説明しています。
Langara CollegeのLEAPプログラム – 語学学校との授業内容、費用の違い
LEAP6の学習ガイドライン
先日10月20日もって、7週間に及ぶLEAP6のセッションが終了しました。
LEAP5からスタートしたので、LEAPは2回目。
前回のLEAP5をギリギリでパスしたため、より内容が難しくなったLEAAP6では最初は付いていくのも大変でしたが、なんとか無事に終了できました。
というわけで、LEAP6を振り返ってみましたー。
目次
LEAP6のメイントピック
リサーチエッセイ(Research Essay)
実際に提出したエッセイと先生のフィードバック
LEAP5同様、ロングエッセイが一つのトピックとなっています。
今回も5パラグラフのエッセイなのですが、
エッセイのスタイルが“リサーチエッセイ”でした。
リサーチエッセイとは、他の文献や記事、専門家の講義などを参考に、データを引用して書くエッセイとなっています。
大学やカレッジに入った後、実際に授業を通して提出するレポートでも実際に調べたり引用したりすることが多々あるのですが、このリサーチエッセイを通して、そのルールを習う感じですね。
英語のエッセイでは引用(Citation)のルールが厳格なので、きちんと従うことが鍵。
日本の論文も正式なものはもっと厳格なんだろうけど、自分が大学時代に書いたレポートとかは適当だったなー。
なお、今回のエッセイのテーマは“Autism”でした。
日本語だと「自閉症」です。
LEAP6の3週目にリーディングやリスニングの教材を学習し始めて、4〜5週目に、その教材をベースに実際にエッセイを書いていく流れでした。
エッセイは
causes(原因), effects(影響), treatments(手当)
の3つから1つに絞って書くことになります。
僕はcauses(原因)をチョイス。たぶん一番むずかしい…笑
なんとなく一番書きやすいかなーと思ったけど、遺伝子や脳の構造の話が出てくるので、日本語でも難しいっていうね。
おそらくeffects(影響)が一番かんたん。
クラスの8割くらいはeffects(影響)を選択してました。
いずれにせよ、医学的な専門用語もちょいちょい出てくるので、内容は普通に難しいです。まあ、その難しい内容に対して調べる(リサーチする)ことが目的なので妥当ですけどね。
にしても、脳の構造と自閉症の関係は未だに理解できていない笑
何回も読み込んだのにな…。
ちなみに、anxiety(不安障害)のこともあるみたい。
LEAP6が2回目のクラスメイトが教えてくれました。
例によって、僕のリサーチエッセイの原稿を公開処刑しておきます。
これからLEAP6学習予定の方の参考になればと。
ちなみに、これで78%でした。
LEAP6 Research Essay
グループプレゼンテーション
プレゼンテーションに対する先生の評価(Evaluation) 結果は88%でした
リサーチエッセイの他、もう一つがグループプレゼンテーションです。
クラスメイトが4人1組となり6週目にプレゼンをします。
なお、時間は一人あたり5〜7分でした。
こちらもリサーチプレゼンテーションというリサーチが主体のプレゼンです。
リサーチエッセイと異なり、事前に引用元の教材が与えられているわけではなく、インターネットや図書館などで各自引用する記事を探す必要があります。
また、信頼できるソース(Reliable Sources)かどうかをみられてました。
WikipediaはもちろんNGですし、一般個人が作ったWebサイトもおそらくNG。Webマガジンや政府、教育機関のデータを探す必要があります。また、発行日も2010年以降のデータであることが求められましたね。
テーマはGender, Deforestation, Computer Educationの3種類から選びます。
Deforestationが人気でした。
僕らはGenderを選択。クラス16人中男4人だったんですが、先生が男4人を一つのグループに集約したことにより、「お前らGenderな」感がすごい出てたので、雰囲気的にGenderになりました。個人的にはComputerがよかったのに…笑
コツとしては、時間厳守とプレゼンの構成かな。
時間に関しては、未満もオーバーも良くないです。先生がしっかりと時間を計測してます。けっこうみんなオーバーしてたけどね。
また、リサーチした内容がきちんとメイントピックに関連しているかどうかも当然見られています。まあ実際は先生がサポートしてくれるのでなんとかなるけど。
まあ仕事でも散々やってきたし、プレゼンは得意領域なので個人的には困らなかったのですが、グループメンバーのサポートが大変かも。
みんな若いこともあって、パワポ使いなれてない人多かった印象。アニメーション多用しちゃうところとかね。全ての要素にアニメーション付けて出されたときはまじかと思いました。
また、うちのグループの中国人はパワポ使用経験なしなので、最終的に僕がそいつの分をつくるという始末w
個人的な印象だけど中国人男の留学生のデブ&メガネはだいたい不真面目説。
僕らのプレゼン資料を公開しておきます。
イントロダクションも担当だったので、そこも含めて自分のパートのみ公開。
テーマはTransgender Effects in Thailandでした。
PDF形式なのでアニメーションはついてないですが、実際はちょっとだけ使ってます。
LEAP6 Formal Presentation Slide
その他にやったこと
クラスの様子
アセスメント
いわゆる中間試験。Mid-term Examと呼ばれてます。
1セッション(7週間)の間にそれぞれ以下の回数ありました。
- – リーディング 2回
- – リスニング 2回
- – ライティング 3回
ライティングは最終的にメイントピックであるリサーチエッセイを書くための練習みたいなものですね。
Final Exam
お馴染みのFinal Exam。
セッションの最後の日にあります。
リスニング、リーディング、ライティングの3つですね。
テーマはMegacity。
大都市のメリットとデメリットみたいなお話でした。
ライティングがSynthesis Paragraphを書きます。リスニング、リーディングの内容からそれぞれ1つずつデータを引用して書くことになります。
1時間で引用するデータを見つけて、パラグラフ構成を考えて、実際に書くという流れなのでけっこうハード。
LEAP5との違い
さて、前セッションであるLEAP5との違いについて。
トピックが難しい
LEAP6で学んだトピック
まずはトピックの難しさですね。
LEAP6で学んだトピックが
Computer, Deforestation, Gender, Autism, humanitarian, Criminology
でした。
最初はそこまで変わらないのですが、3週目あたりから内容が学術的になっていきます。統計的なデータや専門家の意見などがたくさん出てくる感じですね。
また、リーディングやリスニングのボリュームもアップします。
LEAP5では、平均3ページでしたが、
LEAP6では、4-5ページになります。
ワード数でいうと1500くらい?だと思います。
最初は長いなーと思ってたんですが、散々読まされた結果、このくらいのページ数なら苦なく読めるようになります。
リスニングも長くなり、10-12分ほどに。
LEAP5と比べて、3〜4分ほど長くなります。
また、講義音源だけでなく、ドキュメンタリーのビデオをみたり。
ドキュメンタリービデオの場合、英語が早くてリスニングがきつかった…。
comprehension questionが難しい
comprehension questionの問題例
マテリアルが長くなったのに合わせて、問題も難しくなります。
LEAP5ではキーワードやフレーズで答えればよかったものが、もっと具体的に(Specific)に回答する必要が出てきます。Whatで聞かれたら、具体的なモノ、コトで回答することに加えて、本文にある具体例や統計的な数値も合わせて併記する感じ。
また、いわゆるロングアンサー問題では、6-8センテンスというライティング並みの回答が求められます。
専門家の講義がある
LEAPの担任の先生以外の講義を受けることがあります。
Langaraで実際に講義を持っている先生の授業を体験します。1セッションを通して3回ほどありました。うち1回は都合で欠席しましたけど。
写真はforensic anthropologist(法医人類学)の講義の時の写真です。
Criminologyに関連した講義で、人間の骨や歯から性別や年齢などを特定する法医人類学が犯罪学の研究にどのように役立っているかという内容でした。
911のテロなどで亡くなられた方の被害者を特定することに役立っているらしい。
カレッジや大学での講義受講の練習のような感じですね。
実際に講義を聞いて、ノートをとり、後日クラスメイトとノートを照らし合わせたり、それに伴うライティングをしたりします。
結果
LEAP6でやったことについて、ざっとまとめてみました。
さて、気になるLEAP6の結果について。
LEAP5の時、最終スコアが71%というギリギリでしたからね。
さらに難しくなるLEAP6ではいかに…
なんと、78%!!!
ギリギリだったLEAP5と比べて、少し余裕のある結果でした。
実際トータルの手応え的にもこのくらいかなーという感じだったので納得のスコア。
Final Examのライティング、難しかったんですが、なんと9割も取れていたことに驚き。たしかに終わった後「これイケたんじゃね?」って思ってたしなー。
英語力の成長
最後にLEAP6を終えた後の自分の英語力について。
4技能に分けてまとめてみました。
リーディング
読むスピードはかなり早くなったと思います。
ただ、読むのが早くなっただけではなく、頭の中で情報を整理しながら読むスピードですね。
基本的に第2言語として英語を学んでいる人は頭の中で訳しながら読んでいると思うのですか、そのスピードが早くなり、訳しながら同時に頭の中で内容を整理できる感じです。
また、知らない単語や専門用語があっても、推測できるようになりました。
この辺は慣れかもしれませんが、”どうやってわからない単語を補うか”というのはLEAPの授業でも教えてくれます。
リスニング
速さ、長さともにある程度ついていけるようになったと思います。
ちょうどLEAP6中に、Apple Event(Apple新製品の発表)があったので、生中継を見ていたのですが、字幕なしでも大半は理解できていた自分に驚き。
また、最近カナダ人、アメリカ人のYoutubeを見たりしているんですが、字幕なしでもだいたい理解できるようになってきた気がします。
ただ以前として、ネイティブ同士の会話はついていけないし、海外ドラマや映画は字幕なしでは全然ムリですw
内容によって、理解できるものとそうでないものがある感じです。
ライティング
書く量の増加に伴い、書くスピードが上がりました。
ただ書くだけでなく、ライティングに必要な構成やロジックなどを踏まえた上で書くスピードがあがったということです。
もちろん使うボキャブラリーも増えたので、少しはまともな英文がかけるようになったと思います。
スピーキング
使うボキャブラリーが増えたり、意見として英語で述べることに慣れた感じですね。
正直爆発的にスピーキングが伸びた感じはあまりしないんですが、LEAP5の時と比べて話せるようになったという感覚はあります。
LEAPではスピーキングにフォーカスした授業内容はないので、平行してやっていたオンライン英会話がけっこう効果あったと思います。
まとめ
LEAP6を終えて、内容や英語力について振り返ってみました。
LEAP5でかなり苦戦していたので、LEAP6はさらに辛いだろうなーと思っていたんですが、振り返ってみるとそこまででもなかったような気がします。
授業の内容は確実に難しくなっているんですが、LEAP5の時よりはラクに感じました。今思うとLEAP5って簡単だったなーという感じも…笑
それだけ自分の英語力が上がったということにしておこう。
通常ではあればこの後はLEAP7に進級するわけですが、
僕は2セッションだけと決めていたので、LEAP6にて終了。
LEAP7はさらに難しく、人によっては一番つらいということも…。
いい感じに英語の成長が実感できはじめたので、ぜひともLEAP7も履修したかったんですけどね。
Langara CollegeのLEAPは本当にオススメできるなーと実感。
後ほど普通のバンクーバーの語学学校のLangaraのLEAPについて比較した記事を書こうかな。
以上、Langara CollegeのLEAP6のレポートをお送りました!
LEAP5の振り返りはこちら↓↓
【Langara LEAP】LEAP5が終了したので、実際のスコアや英語力の伸びについてまとめてみた
LangaraのLEAPプログラムについて↓↓
Langara CollegeのLEAPプログラムに通い始めました!語学学校との授業内容、費用の違い
スピーキングの練習を兼ねてオンライン英会話を並行してやってました
留学しながらでもオンライン英会話を継続してやっている理由