こんにちは、ねづ(nzakr)です。
過去2回、パーソナルトレーニングに通った経験があります。
前回パーソナルトレーニングの失敗例を書いてみましたが、似たような内容として今回は途中で通わなくなってしまうパターン=挫折してしまう例についてまとめてみました。
行かなくなってしまう=挫折のケースとして、大きく4つほどあります。
目次
理想が高すぎ問題
まずはこれ。
パーソナルトレーニングに通ったら、一気にカラダが変化すると思っていた!という人です。
パーソナルジムの広告を見ると、だいたい2ヶ月でマイナス20kg!などで写真付きで別人のように変わったダイエット成功事例がよく紹介されています。
ライザップのCMもその一例ですね。
あれを見ると、パーソナルトレーニングジムに通えばあんな感じに一気に体が変わるように思えます。
もちろんあれは嘘ではないものの、すごい極端な例です。
相当ストイックにやれば確かに可能性はゼロではありませんが、もともとの体型(肥満体質とか)もありますし、筋肉の付きやすさなどの体質的な部分もあるので、必ずしもあのような変化が全員に起こるわけではないです。
少しお腹周りとか二の腕に脂肪が付いているというパッと見標準体型の人はそこまで劇的な効果が起きにくい場合が多いです。
また、カラダの変化は一気に起きるものではなく、徐々に変わっていきます。
パーソナルトレーニングに通い初めた最初の1ヶ月は助走期間と言われることもあり、人によってはちょっとしか体重(体脂肪)が落ちないのも不思議ではないんです。
大金支払ったのになかなかカラダの変化を実感できず「思ってたんと違うっ…!」となってしまい、途中で挫折してしまいます。
極端な変化を期待するなとは言いませんが、体は徐々に変わっていくものなので、効果がなかなかでなくても継続が大事です。
極端に制限しすぎ問題
理想が高さに近い内容ですが、
極端に制限を課してしまうことも挫折の要因の一つです。
上でも述べたBefore → Afterの結果を載せた広告を見てパーソナルジムに大金を支払って入会し、 「自分も同じような結果を出す」と意気込んで高い目標を設定する方がいます。
つまり、その高い目標を達成するために、極端なトレーニング、極端な食事の制限を設定することですね。
トレーニングに関しては、パーソナルトレーナーが付きっきりであり、取り組む筋トレのの種目や回数、有酸素運動を指示してくれるので、それに従って集中して取り組むことになるので、極端なトレーニングにはなりにくいです。
ですが、食事は報告→フィードバックの管理をしてもらうだけなので、実際には自分でコントロールすることになります。
この食事において、過度な制限をしてしまうことがあります。
食事の量を一気に減らしすぎてしまったり、なにかと話題になる糖質制限で炭水化物を抜きすぎてしまったり…。
高い目標に対し、急いで結果を出したい欲が強くなって、無理な制限をつい続けてしまい、その極端な制限がキツすぎて途中で挫折してしまうというケースがあるんです。
そういった制限を設けていると、ちょっと食べ過ぎたり、たった一度ルールを守れなかったりするだけで、その反動でネガティブな思考になりそのまま心が折れてしまうんですね。
もちろん、食事の量や質に問題があれば、トレーナーが「もっと食べていいですよー」とか「ご飯(白米)もちゃんと食べてください」などのフィードバックをくれます。
ただし、このアドバイスは一気に体重を落とすためではなく、健康的に痩せるためのものなので、一気に体重を落としたいという要望は叶えられません。
無理な目標を掲げて過度な制限して、仮にそれが守れたとしても、確かに体重は落とせますが、基礎代謝も落ちてリバウンドしやすいカラダになりますし、体調を崩してしまうという本末転倒なことになりかねません。
とはいえ、ゆるゆるな食事では効果はでないのは確かです。
パーソナルトレーニングに通って本気で痩せるという覚悟はとても大切ですし素敵ですが、自分で無理かつ極端な制限を設けたりするのはやめて、トレーナーのアドバイスに従うのがオススメです。
仕事やプライベートが忙しすぎ問題
これもまあよくある理由です。
ほとんどの人は仕事や他のプライベートと平行しながら仕事の前後に行くことになると思います。
パーソナルトレーニングはトレーナーが1対1で付くので、基本的には予約制です。「何月何日の〇〇時〜」と予約して行くことになります。
仕事が忙しくてちょっと遅くなってしまったり(仕事前に行く場合は早くなったり)して、予約したのに行けないというパターンですね。
多くのジムは前日(店によっては2日前)までであれば無料キャンセルですが、当日のキャンセル・変更は1回分消化となってしまうケースがほとんどです。
通常のフィットネスジムであれば、予約の仕組みはないので(レッスンなどは別ですが)時間の融通を効かせられるのですが、パーソナルトレーニングジムはそうではありません。
予約の時間に対して、仕事の忙しさ故に時間調整がしにくい場合は注意が必要です。
数回いけなかったことで、「もういいや」となって、そのまま通わなくなってしまう人もいます。
仕事が落ち着いてから通いはじめる、休みの日に集中させるなど、時間に余裕を持って予約することをオススメします。
ちなみに、この仕事が忙しいパターンには2種類あって、本当に仕事が忙しくて通う余裕が全くない人と、忙しいのは事実だけど時間はなんとか作れるのに行かない人(忙しさを言い訳にする人)がいます。
前者はどうしようもないですが、仕事の忙しさを理由にする場合は後者のほうが多いというのがぶっちゃけた事実だと思います…苦笑
先に挙げた理想の高さゆえに効果を感じられなかったり、制限をきつくしすぎて反動で甘えてしまったりする人います。
友達や同僚との会話で「パーソナルジムどう?」「最近ちょっと仕事が忙しくて…」となったら、もうかなりの赤信号なので注意。
トレーナーとの相性が合わなかった!
トレーナーとの相性も辞めてしまう理由によく挙がります。
1対1でトレーニングを教わるわけなので、人との相性はかなり大事です。
ほとんどの人にとって、トレーニングは”楽しい”というよりは”キツイ”ものなので、人との相性が合わないとただの苦痛になってしまいます。
逆にトレーナーとの相性がいいと、トレーニングが”楽しい”と思えるようになる人もいます。
厳密にはトレーナーに教わるトレーニングが楽しいのであって、トレーニングそのものが楽しくなる人はあまりいないと思うけど…笑
どのパーソナルジムにもトレーナーは複数名いますが、だいたい固定されるのが一般的です。
ある程度マニュアル化されているとはいえ、トレーナーによってメニューの組み方やトレーニング強度の設定は個人差が出るため、トレーナーは同じ人で継続するほうが効果的だからですね。
そしてもちろん、トレーナーによってコミュニケーションの仕方も全然違います。話し方、声のトーン、訛り、雑談の内容などなど、細かいことですが、けっこう気になるポイントではあります。
トレーナーのメニューがキツすぎるというパターンや、コミュニケーション面でどうしても合わず、ジムへ行くモチベーションが削がれてしまう可能性があります。
(トレーニングの内容よりは、このコミュニケーション面、つまり人としての相性のほうが原因になりやすいです)
そういう場合はトレーナーを変えてもらうことをオススメします。
同じジム内でトレーナーを変えてもらうのは申し訳ない気持ちになりますが(同じジム内にいるので会うこともあるので)、大金払っているわけなので、ちゃんと伝えたほうがよいです。
もし個人経営のジム(トレーナーが1名しかいない)場合は頑張るしかないかもですね…。
このトレーナー・先生との相性問題はパーソナルジムに限らず、マンツーマンで習う系のサービス全般に言えることです。
とはいえ、トレーナーとの相性がよいかどうかをパーソナル未経験で判断するのは難しいので、正式申込をする前に事前に複数のジムに体験に行って複数のトレーナーからパーソナルトレーニングを受けることで、どういう人が合うのか経験しておくことをオススメします。
パーソナルトレーニングの探し方・選び方については、下記記事で詳しくまとめています。
通いにくさ問題
最後ですが、通いにくかったパターンです。
この理由単独で挫折してしまうことはあまりないと思いますが、他に挙げた理由に重ねて、通いにくさから行かなくなってしまうというパターンがあります。
これはパーソナルトレーニングの探し方・選び方の記事でも書きましたが、通いやすさ(ジムの立地)はかなり重要です。
都心の場合は自宅or会社の最寄り駅近くだったり、乗り換え駅だったりなど、生活動線上にあるジムを選んでおくことをオススメします。
挫折する前に意識を変えよう!
よく聞く挫折理由について、5つピックアップしてみました。
- ✓ 理想が高すぎ問題
- ✓ 極端に制限しすぎ問題
- ✓ 忙しすぎ問題
- ✓ トレーナーとの相性問題
- ✓ 通いにくさ問題
という5つですね。
どれか一つの理由というよりは、上記挙げた5つのうち数個重なって、徐々にジムから足が遠のき、最終的に辞めてしまう(挫折する)パターンが多いです。
ジム入会前の探し方や自分の意識、行動次第で変えられるものだと思います。
数十万という大金を払うものであり、挫折したらお金が水の泡なので「自分は上記に当てはまりそうなタイプの人間だ」という方は、ある程度事前に意識しておくとよいかもです!