1月末から2月頭にかけて、シンガポールに行ってきました。
今まで海外に行くときは両替をしていたんですが、クレジットカードの海外キャッシングの方が手数料的に安いという事実を知ってから、そちらを利用しています。
それで今回のシンガポールでも到着後に空港で海外キャッシングを行いました。
追記 : 2017年10月16日
楽天カードよりアナウンスがあり、
2017年11月1日以降の利用分より一括払いに変更になります。
これまで自動でリボ払いの設定になるという辛い仕組みでしたが、ついに変わりますね。これで楽天カードでも安心して海外キャッシングが利用できそうです。
目次
楽天カードで海外キャッシングしてみた
普段メインで使っているカードは会社の経費などで上限額が怪しいので、別途所持していた楽天カードを使ってみたんですよ。ちなみに、プライオリティパスのラウンジ目当てで楽天プレミアムカードを使ってます。
現地では300シンガポールドルほどキャッシングしました。
日本円にすると25500円くらいになります。
※ 1SGD=85円で計算
3泊4日の行程を終えて日本に帰国した後、
キャッシングご利用案内書というメールが届きまして。
そのメールに従って、明細を確認してみると…
レートは1SGD = JPY85.714でした。
しかし、気になった文字が…
は…?キャッシングリボルビング払?
ちょっと待て、なんでリボ払いになっている。
念のため楽天E-Naviから利用明細を確認してました。
そぉぉぉい!!リボ払いになってるじゃねーか!
リボ払いを選んだつもりはないんですけど!
というかクレジットカードを持ってから、リボ払いは一度も利用したことないんです。
ちなみに、分割支払いやボーナス一括払いも経験ありません。
全て月末一括払いのみの利用でここまで生きてきました。
ちなみに、リボ払いとは、クレジットカードの利用回数や金額に関わらず、あらかじめ指定した金額を手数料と合わせて毎月支払っていくという方法です。
「手数料と合わせて」というのが重要で、この手数料というのがべらぼうに高いんです。リボ払いは使えば使うほど手数料が比例して高くなります。
クレジットカード会社はこの手数料が利益の一部になるわけですから、利用者にはなんとかリボ払いを使ってもらいたい。そこで、リボ払いするとポイント還元率UPなどという誘い文句で誘惑しているんです。
「ポイント還元率UPってオトクやん?」と誘惑されてリボ払いにしていると、結果ポイントより手数料が高くなり、大ダメージを受ける場合がほとんどです。
なぜリボ払いになっているのか
さて、なぜリボ払いになったのか。
勝手にリボ払いになるわけないし、カードを作るときはリボ払いに関するチェックボックスとかは必ず確認するようにしています。
原因をいろいろと調べてみることに。
そして、原因は楽天カードの海外キャッシングの説明ページに書いてありました。
参考 : 【楽天カード】お支払い方法 海外キャッシング
「海外でのキャッシングのお支払い方法は、リボ払いとなります。」
ガァァァァッデム!!!!!
どうやら楽天カードで海外キャッシングをした場合は、自動でリボ払いになるとのこと。
さきほど「勝手にリボ払いになるわけない」と言ったばかりですが、本当に”勝手にリボ払い”になるんですね。メインで使ってるANAカードはもちろん、他に所持してるカードは一括返済だったので油断してました。
楽天カードは人生で一番最初に作成したクレジットカードで、その時は全然知識がないまま勢いでつくったので見落としてた…。
楽天カードに問い合わせしてみた
さすがにリボ払いのみは理不尽すぎるし、一括に変更する方法があるはず。
しかし、調べても一向に出てこないので、電話で問い合わせしてみました。
楽天カードの電話口はなかなかオペレーターに辿り着けないダンジョン形式になっているので、下記の表を参考にオペレーターに繋がりそうな所にダイレクトアタックしました。
参考 : 楽天カード お問い合わせ窓口
電話口で聞いたところ…
海外キャッシングを一括払いに変更する方法はない
とのことです。つらみ。
一括払いには変更できないけど、実質一括払いと同様に扱う方法を聞けました。
リボ払いを一括払いのように扱う方法
方法は2パターンあります。
基本的には「リボ払いの支払い枠を変更する」か「一括で返済する」の2択です。
それぞれ説明します。
1) リボ払いの支払い枠の変更
まずは1つ目ですね。
クレジットカードにはリボ払いの支払い枠というものが存在します。
ようは、毎月支払うリボ払いの金額ですね。この支払い枠はリボ払いの利用有無に問わず、ほぼ全てのクレジットカードに存在するかと思います。
僕の初期設定は8000円になってました。
ようするに、リボ払いの支払い枠を最大金額にすることで、実質1回でリボの支払いを済ますという方法です。こうすれば、支払い方法はリボ払いだったとしても、実際には一括で支払っているのでリボの利息は最小限で済みます。
さて、楽天カードのリボ支払い枠の変更方法ですが、
楽天e-NAVIから変更できます。
まずは、楽天e-NAVIにログインします。
その後、トップページの中段にある「お支払い方法の変更」から、
「リボお支払いコースの変更」を選択します。
このページにある「変更後のお支払いコース」の入力欄に
「999」と入力します(単位が千円のため)。
そうするとリボの支払い枠が¥999,000になります。
ちなみに、この金額が上限値でした。
リボの支払い残高がけっこうある人は、自分の支払い能力と合わせて金額を指定してください。
今回はキャッシングの話ですが、いつのまにかリボ払いになっていた場合のリスク(キャンペーン等の参加でいつのまにかリボ払いになってることもある)も考慮して、キャッシングとショッピングどちらも最大金額に設定しておきましょう。
一括で返済
上記の対策の他に、一括で返済する方法もあります。
e-Naviにログイン後、トップページ中段の「リボ残高のおまとめ払い」を選択します。
このページの「加算希望金額」で支払う金額を入力します。
全額返済の場合は「全額払い」をチェックするだけOKです。
僕はリボ残高はないので0円になってますが、支払い残高がある場合はその金額が表示されます。
銀行振込で返済
もう一つ、裏ワザ?的な方法ですが、銀行振込で支払うパターンです。
楽天のコールセンターに電話して、オペレーターに
「リボ払いの残高を銀行振込で支払いたい」
と伝えればOKです。
そうすると、キャッシング金利込みの支払金額と銀行口座を教えてくれます。
僕はこの方法で支払いました。
しかし、オペレーターに電話で支払金額を確認する手間が発生することに加えて、
振込手数料を負担しないといけないので、結果的に損する場合もあります。
僕は住信SBIネット銀行で振込手数料無料だったので、この方法が一番安く済みました。
実際にかかった利息
さて、実際に僕が支払った金利や利息について計算してみました。
キャッシングした金額は以下のとおりです。
300シンガポールドル = 25,714円
※1SGD = JPY85.714
1) リボ払いでそのまま払った場合
26,493円(手数料 : 779円)
こちらの金額は上記で掲載したリボ払いの案内書に掲載されていた金額です。
2) 一括で返済した場合
25869円(手数料 : 155円)
手数料(金利)の計算式は以下のとおりです。
(元本 ✕ 年利) ÷ 利用日数
楽天カードの年利は18%で、利用日数30日で計算。
キャッシングは翌月の引き落としまでを利用日として換算するので、仮で30日に設定。
3) 銀行振込した場合
25,789円(手数料 : 75円)
こちらの金額はオペレーターに言われた金額です。
銀行振込した日までを利用日数としてカウントされます。
振り込み手数料がかかる場合は損ですね。
結果的に銀行振込が一番安く済みました。
まとめ
楽天カードは審査がゆるい(と言われている)ので作成しやすいし、学生でも作成できるので持っている人も多いはず。
特に、学生で海外に長期旅行やバックパッカーなどをした際にキャッシングを利用している人もいるかと思います。そもそも学生にキャッシング枠があるのか知らないけど…。
長期の海外滞在の場合だと、けっこうな利息になるので気をつけましょう。
しかしながら、普段使いとして楽天カードはけっこう優秀です。楽天市場はもちろんですが、楽天トラベルでバス予約したりするので。
特に楽天プレミアムカードは、プライオリティパスが無料で付いて空港ラウンジが使い放題になるので気に入ってます。
楽天プレミアムカードとプライオリティ・パスについて、
詳しくは下記記事にまとめてみました!
海外旅行好きには楽天プレミアムカードが本気でオススメ!プライオリティ・パスが無料で持てる!
こういった罠は楽天カードに限った話じゃないはず。
どんなカードでも、普段の生活用途と異なるような使い方をする場合は、事前に調べておくことをオススメします。
でわでわ。