こんにちは、ねづ(nzakr)です。
海外に行くときはほぼ毎回現地のSIMカードを購入して、インターネット環境を確保しています。今回のフィリピン留学においても、到着後すぐに現地のSIMカードを購入したので、日本にいるときと変わらずインターネット環境を利用でました。
ですが、留学生で現地SIMを使っている人はほぼいませんでした。
カードを買うという行為がハードルが高かったり、そもそもSIMカードというものに馴染みがなかったりなど。
というわけで今回は、フィリピン国内で現地のSIMカードを購入して、実際に使えるようにするまでの流れをまとめてみました。
目次
SIMカードとは?必要なものは?
SIMカードとは
必要なもの
必要なものは一つ、SIMフリーのスマートフォンです。
日本の3大キャリア(ドコモ、AU、SoftBank)で契約したスマホはSIMロックという、その契約した回線でした利用できないように制限がかかっています。
このSIMロックの状態だと当然、海外現地のモバイルインターネット回線は利用できません。というわけでこの制限を外す(=SIMフリー化する)必要があるわけです。
最近ではSIMロック、SIMフリーという言葉も馴染みが出てきましたね。
どの会社もだいたい契約後6ヶ月経過すればSIMフリー化の手続きができます。
端末ごとの対応可否や手続きは会社によって異なるので、詳細は各キャリアのWebサイトで確認してみてください。
ちなみに、僕はドコモのiPhone6s(64GB)を利用しており、ドコモショップにてSIMフリー化の手続きをしました。
フィリピンでSIMカードを買う
フィリピンにはSmart、Globeという2大キャリアがあります。
他にもいくつかありますが、上記2つ以外はやめておきましょう。
なお、最大手はSmartなので、僕はいつもSmartを利用しています。
今回もSmartを事例に紹介します。
店頭で「Smart SIM Card」と伝えれば店員が出してくれます。
SIMカードは上記のようなショップで販売しています。
アヤラやSMモールなどの大型モールには必ずあります。
上記の売り場はガイサノカントリーモールというローカルモールです。
売り場がわからない場合はコンシェルジュ等に「Where can I buy a sim card?」などと尋ねればOKです。
こちらがSIMカードのパッケージ。
なお、店によってパッケージが違うことがあります。
SIMカードにはサイズが3つあります。
standard, micro, nanoの3つですね。
自分の端末のSIMカードサイズを事前に確認しておくといいです。
わからない場合は店員に自分のスマホを見せれば教えてくれます。
ちなみに、日本人の利用者が多いiPhoneはnanoSIMです。
SIMカードを購入しただけでは、インターネット通信(LTE/3G)は使えません。
合わせてロードカードを購入しましょう。
これは購入したSIMカードにお金をチャージするためのカードになります。日本のコンビニでも購入できるお馴染みのiTuneカードみたいなものです。
このチャージしたお金を使ってLTEの利用プランを申請します。
今回は500ペソ(1枚約1,150円)を2枚を購入しています。
詳細は後述しますが、3週間以上の留学、滞在が確定している方は、僕と同様に500ペソのロードカードを2枚を買えばOKです。
SIMカードをアクティベート(利用手続き)する
こちらが購入したSIMカード。
nanoSIMという一番小さいサイズですね。
これをスマホに入れ込みます。
スマホによってSIMカードの差込口の場所が異なりますが、必ずどこかにあります。
おそらく日本からそのまま持ってきた人は、日本で使っていたときのSIMカードが入っていると思います。解約していない人はそのSIMカードを無くさないようにしましょう。日本に帰国して利用する際にまた指し直しすることになるので。
ロードカードでお金をロードする
続いて、購入したロードカードを使っていきます。
ロードカードの裏面には、PINナンバーがあります。
こちらをコインなどで剥がしていきましょう。
剥がすと、写真のようにPINナンバーが出てきます。
この番号の前に「1510」という番号を加えて、電話をかけます。
「1510」+「PINナンバー」という形式ですね。
写真の場合でいうと、
「151011687494464387」
になります。
この番号に電話を発信します。
さっそく実際に電話してみます。
電話をかけてお金をチャージするというのは日本人にはなかなか馴染みがないですが、この手順で合っていますのでご心配なく。
電話をかけると、PINナンバーが合っていれば、数秒後に
「you successfully loaded account…」
というアナウンスが流れます。
これが聞こえたらロード成功です。
LTEプランの申込み
続いて、インターネット接続をするための手続きをします。
ようはLTEを使えるようにするための手続きですね。
利用日数によっていくつかプランがあります。
具体的には以下の通りです。
プラン名 | 料金 | 日数 |
---|---|---|
SURFMAXPLUS995 | 995ペソ | 30日間 |
SURFMAXPLUS299 | 299ペソ | 7日間 |
SURFMAXPLUS50 | 50ペソ | 1日間 |
自分の滞在日数に合わせてプランを選びましょう。
なお、通信容量は「800MB/1日」となっています。
1ヶ月換算で「800MB × 30日 = 24000MB(24GB)」なので、十分かと思います。
実際の手続き方法ですが、
ショートメールで以下のように送ります。
・宛先「9999」
・本文「プラン名」
上記のスクリーンショットのような感じです。
上記の事例は、宛先「9999」に30日間LTEプランである「SURFMAXPLUS995」と送っています。
これを送信すると、数秒後に上記のようなメッセージが返信されてきます。
無事にアクティベートできましたという内容ですね。
以上で無事にインターネット(LTE)が利用できるようになります。
上手くアクティベートされない場合は、いったんスマホを再起動しましょう。
実際のセブシティ内での速度はこんな感じ。
LTEなので、そこそこ速いです。動画視聴も問題なく行うことができます。
ただ、建物内に入ると、急に圏外になることがあります。また、なぜか雨が降るとちょっと速度が遅くなったりします。これは発展途上国の東南アジアなので仕方ないことだと割り切りましょう。
日本にいる時と変わらずインターネットが使えて便利
ちょっと複雑ですが、慣れれば簡単です。
なお、空港や大きなモールであれば、店頭スタッフにお願いすれば、このアクティベート手続きを代行してくれます。不安な方はスタッフに頼んじゃいましょう。
なお、プランの有効期限が切れた場合でも同様に、上記の手順どおりやれば、再アクティベートできます。
インターネットがあれば、道も困らないし、非常に便利なので、長期で留学、滞在される方はスマホをSIMフリー化しておきましょう。