こんにちは、ねづ(nzakr)です。
自宅のインターネットのWIFIルーターをメッシュWIFI対応のルーターに買い替えました。
購入したのはTP-LinkのDeco X20です。
設置して数ヶ月経ちますが、通信も高速かつ広範囲で、仕事のビデオ会議等でも重くなることなく安定利用できています。
今回はこのTP-LinkのDeco X20をレビューしたいと思います!
目次
そもそもメッシュWIFIとは?
メッシュには「網の目」という意味があり、その意味の通り、設置した部屋に網の目のように全体的に無線の電波を行き渡らせるWIFIシステムのことです。
従来の無線LANルーターでは、ルーターを設置した場所を中心にWIFIの電波を飛ばしていたため、ルーターに近ければ近いほど電波強度が強いという仕組みでした。
そのため、戸建てやファミリーマンションなどの部屋数が多い&敷地が広い家だと、電波が弱い(届かない)んですね。
メッシュWIFIでは、メインのルーターに加えてサブのルーター(中継機)とセットで複数の箇所に設置することで、家全体が満遍なくWIFIを行き届きます。
↑の図が非常にわかりやすいですね。
「サブルーターの電波は弱いのでは?」という懸念もわきますが、ほぼ同様の電波強度を保つことができます。
接続機器の数が増えても安心
メッシュWIFIでは接続端末が増えても通信速度を安定して出すことができます。
従来のWIFIルーターはWIFI接続台数が増えると、それに比例して通信速度が遅くなることがありました。
一つのルーターに複数同時アクセスすると負荷が集中するため、速度低下を招くんですね。
メッシュWIFIのルーターは、↑の図のように、接続する端末の場所に応じてメインとサブそれぞれの近いルーターに自動接続するため、負荷が分散して接続速度が安定します。
最近ではWIFIに繋がる端末がPCやスマホだけに限らず家電やゲーム機、スマートリモコンなども増えてきたため、この接続台数が増えても速度が安定するというのは非常に重要です。
ちなみに、従来のWIFIルーターに比べてメッシュWIFIルーターは高額です。
従来のWIFIルーターは数千円〜1万円程度で購入できますが、メッシュWIFIルーターは安くても1.5万円〜となっています。
メッシュに買い替えた理由
買い替え理由はまさにこれ。
・広範囲でも安定した通信速度があること
・接続台数が増えても安定すること
の2つです。
これまでもバッファローのよくあるWIFIルーターを5年ほど利用していました。
昨年3LDKのマンションに引っ越したんですが、WIFIが届かない範囲についても、中継機を購入することでなんとかカバーできていました。
ただ、長年使っていたことや接続台数が増えたことが原因か、一日に数度通信が遮断されるような現象が多発。また、在宅勤務でビデオ会議するときなどは、通信があきらかに重いという実感がありました。
どうせ買い換えるなら、このタイミングでより早く安定した無線LANのネットワークを構築できるメッシュWIFIを導入しようと決意。
メッシュWIFIで人気のDeco X20 レビュー
メッシュWIFIもここ最近一般的になってきたため、様々なメーカーがメッシュWIFI用のルーターを発売しています。
こういったルーター機器でおなじみのBuffeloやエレコム、大手のNECなども発売しています。
そういった製品も含めて金額とレビューをざっと眺めて、
TP-LinkのDeco X20をチョイスしました。
Deco X20 スペック表
メーカー | TP-LINK |
---|---|
製品名 | Deco X20 |
WIFI方式 | メッシュWIFI |
WIFI規格 | WIFI6 |
接続可能台数 | 150台以上 |
最大通信速度 | 5GHz:1200Mbps 2.4GHz:575Mbps |
その他機能 | 専用アプリでの管理 個別アクセス制限設定 ウイルス対策 |
購入金額は約2万円です。
中継機となるサテライトルーターの数によって値段は変わりますが、自分はメイン機1つ、中継機1つの2ユニットセットで購入しました。
Amazonで購入し、翌日には到着。
元箱はけっこう大きめ。
Deco X20はメッシュWIFIであることはもちろん、WIFI6という新しい規格に対応しています。
WIFI6というのはWIFIの電波の形式のことで、すごくカンタンに言えばより通信速度の早いWIFIの電波を発してくれるということです。
今回購入した2ユニットでは、最大370平行メートルまで対応しています。
3LDKのファミリーマンションタイプの家で2ユニットで十分カバーできます。
戸建ての場合はメイン機1つ&中継機2つの3ユニットセットにしてもいいかもしれません。
外箱を開けると中にはユニット本体が入っています。
内容物はシンプルで、以下のものが入っていました。
- ユニット本体×2
- ユニット電源ケーブル×2
- LANケーブル×1
- スタートガイド
- WIFI接続できない場合の説明書
LANケーブルが1本しか入っていませんが、LANケーブルを指すのはユニット1つだけでそちらがメイン機(親機)となり、もう一つのユニットは中継機(子機)となります。中継機は電源ケーブルを指すだけでOKです。
こちらがユニット本体。
白を貴重としたシンプルなデザインで、円柱の形をしています。
背面には電源ケーブルとLANケーブルの差込口2箇所付いています。
底面にはデフォルトのSSID名が記載されています。
なお、底面にSSIDと初期パスワードが書かれているルーターが多いですが、このDeco X20は専用アプリで初期設定する際にパスワードを自分で決めるので、ルーター本体には載っていません。
スタートガイドに専用アプリのQRコードが載っているのでそちらをダウンロードしましょう。アプリ内の初期設定手順も書いてあります。
Deco X20の初期設定手順
クイックスタートガイドのQRコードまたは「TP-Link Deco」と検索してアプリをダウンロードします。
なお、事前にメインとなる親機を電源に接続し、LANケーブルを指しておきましょう。
初期設定の方法はメーカーのTP-Link公式のチュートリアル動画があります。
丁寧に解説してくれているので、この通りに設定すればOKです。
こういった動画での設定手順の説明があるのは本当に親切でわかりやすい。
Deco X20の気になる通信速度は?
さて、実際にWIFIを使った通信速度はどの程度出ているのか計測してみました。
なお、回線はよくあるマンションタイプの光回線です。
✓ダウンロード 277Mbps
✓アップロード 255Mbps
という超爆速の結果になりました!
もちろん常時この数値ではないと思いますが、実際に1ヶ月以上利用していて通信速度が遅いと感じたことは今のところないです。
PS5やSwitchのオンラインゲーム、zoomでのビデオ通話などでラグが発生したことはなく、本当に快適なインターネット回線を享受できています。
WIFIに接続している端末はアプリから一覧で見ることができます。
我が家では、常時13〜15台ほど接続しています。
個人のスマホ、仕事用スマホとPC、SwitchやPS5のゲーム機、アレクサやGoogleHome、スマートリモコン、ホットクックなどの調理家電など、様々な端末を接続させています。
これだけネットに繋いでいても特に速度遅延を感じないので、メッシュWIFIはかなり優秀ですね!
ちなみに、メーカーの公式発表では最大150台まで接続可能とのこと。一般家庭で150台もつなぐことはないので十分ですね。
なお、2.4GHzと5GHzは同じSSIDで必要に応じて自動で切り替えされる仕組みになっています。
スマートリモコンなどで2.4GHzしか対応していない製品の場合は自動で2.4GHzに接続されるので、わざわざ切り替える必要はありません。
Deco X20は自宅のWIFI環境改善にオススメ!
自分で実際に利用して思いますが、Deco X20は自宅のWIFI環境改善に本当にオススメです。
自分もそうですが、在宅勤務で家のネット回線をより安定させる必要が発生したり、引っ越しによって家が広くなった方などは、ぜひメッシュWIFI化を検討してみてください。
従来のシンプルなWIFIルーターよりはやはり価格がネックではありますが、価格に見合う価値は十分にあります。
今回購入したDeco X20は価格的&性能的にコストパフォーマンスがかなり良好な製品なので、ぜひオススメです!
ちなみに、上位製品としてDeco X60という製品があります。
こちらはDeco X20よりもさらに通信速度が早いタイプの製品です。ただし、その分お値段も約7,000〜8,000円ほど高くなっています。
より早い通信速度を求めている方は↓のDeco X60をオススメします!