ミステリーとかサスペンスなど、どんでん返しが含まれたり、伏線がきれいに回収される映画が好きです。謎が解けていく過程など食い入るように見てしまいます。大学時代にミステリー小説好きな友人から勧められて小説を読むようになり、そこから映画に発展していきました。
そこで、僕が見たミステリーやサスペンス映画でオススメを15作品ほど紹介していきます。
ジャンルについてですが、ミステリーだけでなくサスペンスも含めています。
ちなみに、ミステリーとサスペンスの違いについて、昔テレビでやっていたのですが下記のように分類されるらしいです。
サスペンス ・・・ 最初から犯人が分かってる
ミステリー ・・・ 最後まで犯人が分からない
犯人の周知の有無でかわるらしいのですが、最近の作品だと曖昧みたいです。ミステリーもサスペンスも真相に迫っていくストーリーや最後のどんでん返しがポイントであるところは変わらないと思うので、あまり気にせずどちらも合わせて紹介していきます。
自分は映画評論家や毎月映画を観るほど映画おたくというわけではないので、一般視聴者?の個人的主観が入ったおすすめ作品のランキングとして捉えていただければと。
また、動画配信サービスで閲覧出来る作品は、そのリンクを掲載しました。
僕はHuluとdビデオしか契約してないので、その2つの視聴リンクのみ紹介します。
目次
15位〜1位まで公開!
15位 メメント
製作年 / 国 : 2001年 / アメリカ
監督 : クリストファー・ノーラン
主演 : ガイ・ピアース
強盗犯に襲われて妻を失い、頭部を損傷し、約10分間しか記憶を保てない前向性健忘という記憶障害になったレナード。彼は、ポラロイド写真にメモを書き、体中にタトゥーを彫って記憶を繋ぎ止めながら、犯人を追う。その先に待つ真実とは…。
感想
3分しか記憶が残せない主人公のメモを頼りに、1つの事件を巻き戻ししながら徐々に謎を解いていく。よく作り込んでるけど巻き戻しながら進むので、一回見ただけでは理解するのは難しいかも。珍しい映画のスタイルなので、一度見る価値はある。
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14位 L.A.コンフィデンシャル
製作年 / 国 : 1997年 / アメリカ
監督 : カーティス・ハンソン
主演 : ケビン・スペイシー
元刑事を含めた6人の男女が惨殺された事件の捜査にあたるロス市警の刑事バドは、やがて売春組織の娼婦リンにたどり着く。一方、殉職した刑事を父に持つエド、刑事ドラマのアドバイザーであるジャックも動く。彼らはぶつかり合いつつも手を組み、警察内部の汚職に立ち向かう。
感想
主人公が三人いて、それぞれ異なる正義感を持ち事件に立ち向かう。警察の汚職というよくあるテーマだけど、メインキャラクターの3人がぶつかりつつも協力していくやりとりがかなり見応えがあった。
13位 セブン
製作年 / 国 : 1996年 / アメリカ
監督 : デビッド・フィンチャー
主演 : ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン
ベテラン刑事サマセットと若手刑事ミルズは猟奇連続殺人事件の捜査へ。犯人はキリスト教の7つの大罪に基づいた殺人であることが明らかに。やがて容疑者を割り出すが逃げられてしまう。また、犯人にミルズの素性が知られていた。そして、驚愕の事態が発覚する…。
感想
冒頭のあらすじが気になったレンタルした映画。ストーリーも良かったけど、衝撃のラストの余韻がかなり残り、いろいろと考えさせられた。若かりし頃のブラッド・ピットとモーガン・フリーマンがカッコイイ。
12位 ミスト
製作年 / 国 : 2003年 / アメリカ
監督 : フランク・ダラボン
主演 : トーマス・ジェーン、ローリー・ホールデン
激しい嵐が過ぎ去った町に不気味な深い霧が立ち込める中、スーパーにいた人々は身動きが取れなくなってしまう。やがて霧の中に潜んだ正体不明の生物が彼らを襲いはじめる。身動きのとれない人々がとった行動とは…。
感想
クローズドサークルの中で人々が少しずつ狂気に狂っていく様がよく描かれている。宗教的な恐ろしさを感じられると思う。ただ、この映画はなんといってもラスト。本当に衝撃的。この映画を超えるラストはいい意味でも悪い意味でも見たことない。賛否両論だけど、一度は見てほしい。
11位 CUBE
製作年 / 国 : 1997年 / カナダ
監督 : ヴィンチェンゾ・ナタリ
主演 : デヴィッド・ヒューレット
CUBEという謎の立方体に閉じ込められた男女6人。閉じ込められた目的、理由も分からないまま、彼らは脱出を試みる。しかし、そんな彼らを待ち受けるのは張り巡らされた死のトラップだった。
感想
高校生の頃に見て、けっこうビビった映画。死に直面した人たちが脱出のために徐々に本性が現れていく様子が実にリアルでやばい。背景などはあまり深く考えず、映画の状況に入り込んで観るとかなり楽しめる。
10位 羊たちの沈黙
製作年 / 国 : 1991年 / アメリカ
監督 : ジョナサン・デミ
主演 : ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス
アメリカ各地で若い女性が皮膚を剥がされ殺害される連続猟奇殺人事件が発生。FBI訓練生のクラリスは元精神科医で殺人犯のハンニバル・レクターの元へ派遣され、犯人であるバッファロー・ビルの情報と引き換えに自分自身の過去を少しずつレクターに語り出す…。
感想
サスペンスホラーの超有名作品。肉体的な恐怖より精神的な恐怖がある。クラリスとレクター博士の駆け引きをベースに話が進んでいくのだが、レクター博士が怖すぎる。全体的に暗い雰囲気で話が進む。シーンの切り替えや動きはあまりないので、好みはわかれるかも。続編のハンニバルもぜひ。
9位 チェンジリング
製作年 / 国 : 2008年 / アメリカ
監督 : クリント・イーストウッド
主演 : アンジェリーナ・ジョリー
シングルマザーである母親の息子が誘拐された。後に警察に無事保護されたが、実の子でないという疑惑を持ち、自ら息子の行方を捜して行動を起こし、同時に市長や警察機構を告発する。その先で彼女が知る真実とは…。
感想
誘拐された自分の子供が無事戻ってきたけど、”自分の子供じゃない”という謎めいた状況。その裏に潜む陰謀など、設定から謎だらけ。しかも、この映画は実際に起きた事件の話という恐ろしさがある。陰謀に向けて戦う母親の感動ストーリーとミステリーが綺麗に組み合わさった隠れた名作だと思う。
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8位 インセプション
製作年 / 国 : 2010年 / アメリカ
監督 : クリストファー・ノーラン
主演 : レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙
コブは人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くに入り相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、国際指名手配犯となってしまう。ある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。
感想
“夢”という誰もが見る世界をうまく演出した映画。夢の世界でさらに夢を見て…という形で相手の無意識に情報を仕込むという不可能なことが2時間という映画の中でかなりのスピード感に演出されている。映画のラストはいろいろと波紋を呼んだ。夢の中に入りたいーなんて思ったことある方はぜひ。
7位 告白
製作年 / 国 : 2010年 / 日本
監督 :中島哲也
主演 : 松たか子
とある中学校のホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく…。
感想
邦画で唯一いいと思った映画。原作を映画化すると大体失敗するのが邦画の典型例な気がするけど、告白は非常に良く出来ていたと思う。松たか子が演じる先生の無機質な感情がいい味を出していた。小説とは若干オチが違ってるので既に原作を読んでいる方でも楽しめます。
6位 ショーシャンクの空に
製作年 / 国 : 1994年 / アメリカ
監督 : フランク・ダラボン
主演 : ティム・ロビンス
銀行員の副頭取をしていた主人公のアンディーは、妻とその不倫相手を殺害した容疑の冤罪でショーシャンク刑務所に収監される。秩序が乱れきった刑務所で過ごす中、次第に生きる希望を見出し、アンディは刑務所からの脱出を試みる。
感想
映画好きな人が安定してオススメしてくる作品の1つ。ストーリーの流れがスムーズで楽しめる。最初は刑務所内の囚人に嫌われていた主人公が少しずつ打ち解けていく様や、後の刑務所脱出に向けた計画性や脱出劇のラストの爽快感はたまらない。
個人的に好きな作品だけど、ミステリーかというと微妙。
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5位 バタフライ・エフェクト
製作年 / 国 : 2004年 / アメリカ
監督 : エリック・ブレス、J・マッキー・グラバー
主演 : アシュトン・カッチャー
記憶の一部を喪失しているエヴァンが小さい頃から書いていた日記を読むと過去に戻れる能力がある事を知る。幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまった過去を変えて新しい運命を見つける事を決意するが…。
感想
カオス理論の一つ、バタフライ効果に基づいたストーリー。エヴァンが何度も過去に戻って女性を救おうとするが、必ず別のところで悪い出来事が起きてしまう。このバタフライ効果的な負のスパイラルが見事に演出されている。すごく知的でスリルある映画。
過去に戻ってやり直したいと思ったことがある方ならぜひ観るべき。見終わった後に、自分ならあの時のコレやり直してみたいなーなんて思った人も多いはず。
4位 ゲーム
製作年 / 国 : 1997年 / アメリカ
監督 : デヴィッド・フィンチャー
主演 : マイケル・ダグラス、ショーン・ペン
誕生日を迎えた主人公のニコラスが弟からもらった招待状でCRS社のオフィスに足を運び、そこのオフィスで見つけたとあるゲームに『素晴らしい体験ができる』と言われ参加することになった。やがて、ニコラスの身の回りで不思議な出来事が起き始めていく…。
感想
友人に勧められて鑑賞。ストーリーが2転、3転としていく中、速い展開で物語が進んでいく。張られた伏線が綺麗に回収されていくところは見ていて気持ちがいい。こんなんありかよ!?という展開もあるので、ちょっと都合良すぎるというレビューもちらほら。
ただ、自分がミステリーにハマったキッカケになった映画なので私情でこの順位。
3位 シックス・センス
製作年 / 国 : 1999年 / アメリカ
監督 : M・ナイト・シャマラン
主演 : ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、オリヴィア・ウィリアムズ
精神科医のマルコムは変わった症状を持つ少年コールの治療を担当する。コールは死者を見ることができる第六感を持っており、彼の治療を通して、予想もつかない真実に巡り合う。
感想
言わずと知れた超名作。いわゆる叙述トリック系の映画。だいたいの人がこの作品の有名なラストを知っている。ラストのオチを知った後もう一度見直したくなる。もし見たことがない人がいたら、ネタバレしないでおきましょう。中盤まではちょっと退屈かも。
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2位 アイデンティティー
製作年 / 国 : 2003年 / アメリカ
監督 : ジェームズ・マンゴールド
主演 : ジョン・キューザック、アマンダ・ピート
死刑囚マルコムの再審が行われている最中、人里はなれたモーテルに偶然集まった男女10人。激しい豪雨が降り続く夜、彼らが一人ずつ殺されていく。
感想
死刑囚マルコムの再審とモーテルで行われている殺人事件、この2つの話がストーリーを通してどうつながっていくのか、ハラハラしながら鑑賞。ラストのどんでん返しも見応えのあるものだが、もう一度見直すと、ラストに向けたヒントが作中にちゃんと用意されていたことに衝撃を受けた。初見では気付かなかったなー。
1位 ユージュアル・サスペクツ
製作年 / 国 : 1995年 / アメリカ
監督 : ブライアン・シンガー
主演 : ガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシー
銃器強奪事件の容疑者として集められた5人が新たなヤマを依頼されたが、トラブルから相手を射殺してしまう。そんな中、彼らの前に伝説のギャングであるカイザーソゼの弁護士が現れて、とんでもない出来事に巻き込まれていく。
感想
堂々第1位は『ユージュアル・サスペクツ』!
製作年が1995年と約20年前の映画。一番好きな映画は?と聞かれた時は『ユージュアル・サスペクツ』と答えるんだけど、「古い!」と言われたりします。
だけど、脚本が本当に素晴らしく、ラストシーンに向けた計算されたストーリーに引き込まれてしまった。この脚本はアカデミー脚本賞を受賞。カイザーソゼとは誰なのか?考えているうちに映画が終わる。サスペンスとして至高の映画だと思う。とにかくご覧あれ。
まとめ
15位から1位までざっとお送りしました。
ホントは30選にしようかと思ったのですが、オススメするほど面白くなかったので、見る価値があるものだけを選出した結果15作品になりました。
1位〜5位の作品はほんとに好きなので、けっこうな回数見てます。
映画の評価は人によってかなり異なるので、あくまで僕個人の意見として、参考にしていただければ幸いです。
次回はおすすめのミステリー小説、もしくは別ジャンルの映画のオススメをお届けできればと。