ここ数ヶ月ほど、映画館に行く機会がなかったんですが、つい先日、巷で話題になっているディズニー映画、ベイマックスを観てきました。
最近のディズニー映画といえば『アナと雪の女王』ですね。興業収入が64億円の超大ヒット映画ですし、主題歌のlet it goも話題になって紅白にでたくらいです。
それに続くディズニー映画、ベイマックス、昨年2014年12月より公開されて以来、見に行った友人やtwitterなどのソーシャル上でもかなりいい評判です。
ベイマックスはマーベル原作なので、ディズニー × マーベルの融合が見られる映画です。
そもそもですが、正直観る予定もなかったんです。というのもアナ雪の面白さがそこまで来なかったので。ただ、アナ雪を微妙と言ってた友達がベイマックスは見るべきと絶賛しており、
これは見に行くしかないやろ!
ってことで、行ってきました。
目次
簡単なあらすじ
さて、前置きが長くなりましたが、観てきた率直な感想を、あらすじを交えつつお話しします。
見たのは2Dの吹き替え版です。
なお、この先は多少のネタバレを含むので、まだ観てない方はご注意ください。
天才的な才能を持つ主人公のヒロは自分の作ったロボットを対戦させお金を稼ぐ違法ロボットバトルに熱中していた。そんな中、兄のタダシの研究室による機会ができ、そこでキャラハン教授に出会い、科学の奥深い面白さに魅せられ13歳にして大学に入るチャンスを掴む。
その後、ヒロの入学をかかった発表会でマイクロボットを発表して喝采を浴びる。そこで有名企業のクレイテック社のクレイにマイクロボットの権利売却を求められるもそれを断り、キャラハン教授に認められて入学の切符を手にする。
しかし、そんな最中、会場で火災事故が発生して、兄のタダシを亡くしてしまう。
兄タダシを失ったことにショックを受け引きこもる毎日、彼の前に現れたのは兄が発明したケアロボットのベイマックスだった。
ベイマックスのお節介に手を焼いてるとき、上着のポケットに残っていたマイクロボットが反応する。マイクロボットの反応を追うと、そこには火災事故で失ったはずの大量のマイクロボットと怪しい仮面を付けた謎の人物が。
ヒロは気付く。火災事故は事故ではなく、仮面の人物による犯行だと。
仮面の人物の正体をつきとめ、兄タダシの死の真相を知るために、ベイマックスと兄タダシの学友ゴーゴー、ハニーレモン、ワサビ、フレッドを連れて、仮面の男を追いかけ、壮絶なバトルと思いもよらない結末に巻き込まれていく。
ベイマックスを観た感想
率直に、かなりの良作品でした。
わかりやすいストーリー
この映画はすごくまっすぐです。
ストーリーの流れに特別な変化球がなく、わかりやすいものでした。
ストーリー上でクレイが悪者扱いされていき、仮面の男 = クレイという式が出来上がっていくミスリードを狙っていますが、見ている途中で、仮面の男がキャラハン教授だと気付いた人が多いのではないでしょうか。
発表会場の火災事故の際、教授の死に関して何も映さないところを考えると、ん?何か教授あやしいぞ?と思えると思います。
ちなみに、舞台はサンフランソウキョウという架空都市で、サンフランシスコと東京のいいとこどりをした場所らしいです。
敵に向かうヒーロー達の成長
仮面の男はマイクロボットを上手く武器として扱うので、対等に戦うためにはヒロ側も強くなる必要があるんですね。
そこで、実はお金持ちだったフレッドがヒーローになろうという提案をするんですが、ヒーローになっていく過程にすごくワクワクさせられます。
彼は根っからの科学オタクであり、自分は運動は苦手と考えています。それでも、科学技術の力を生かして自分達の力を最大限引き出すんですね。子供のころヒーローに憧れたあの感情が蘇ります。
個人的にはゴーゴーが圧倒的に格好いい。
ベイマックスのキャラクター
そして、なんといってもベイマックスのキャラクターですね。すごく可愛らしいです。
白くて丸っこいベイマックス、もちろんロボットなので音声は無機質なんですが、なせが人間の感情を汲み取り、思いを込めて話をしているように感じてしまう不思議。
歩くときの音から動作まで、何かにつけて可愛らしさが溢れています。ベイマックスの可愛らしい行動がたまりません。合間合間に仕込まれている小ネタに劇場内では笑いが起こってました。
ヒロとタダシの勝利の合図であるグータッチをベイマックスに教えたときの「パラララララ」はかなり面白い。
友情とアクションの融合
この映画は日本の予告だと、”友情”をテーマにしています。
ヒロとタダシの兄弟仲はもちろん、ベイマックスとの友情も含まれているんだと思います。
一方、アメリカではアクションがベースで宣伝されていたらしいですね。さすがマーベル原作といったところ。
ですが、ベイマックスはどちらの要素もしっかり満たしています。爽快なアクションとしっかり演出された友情。もはや面白くないわけがない。
キャラハン教授から車で逃げるシーンはもちろん、最後のバトルシーンまで、かなり楽しめます!
ラスト〜エンディングがイイ!
ベイマックスが自分を賭けて、キャラハン教授の娘を助けますが、その判断をヒロにさせるんですね。
「ベイマックス、もう大丈夫だよ」
この一言でベイマックスは異次元空間に残り、ヒロとキャラハン教授の娘は助かるわけですが、このシーンはグっと来ます。
そしてベイマックスはいなくなるんですが、実はヒロに自分のメモリーカードを残していました。ヒロはそのメモリーカードからベイマックスを再び作りあげ、再会するんですね。
そして、エンディングになります。
エンディングはAIの『Story』の英語バージョン。
I’m not alone. You’re by my side.
幼き頃に両親を亡くし兄タダシも失ったヒロでも、決して1人ではない、というこの映画にぴったりの曲でした。泣かないわけがない。
映画の帰り道にiPodでStoryの日本語版を聴きながら帰ったのは自分だけじゃないはず。
振り返ってみて
あっという間の90分。
本当に見てよかった映画でした!
できれば4DXで見たかったなー。
映画ファンというほど映画を見まくっているわけではないので深い考察や制作背景は知りませんが、そういうの抜きにして楽しめますよ!
ファミリー、カップル、友達同士、お一人様、関係なく楽しめます。
エンドロール後に注目!
この映画はエンドロールの後に実はちょっとだけ続きをやります。
フレッドのパパが実は…
マーベル作品が好きな人はたまらないネタです。
エンドロールが流れると退出してしまう方がいますが、この映画は退出をせず“最後まで”必ず見ましょう。まあエンドロールの歌も含めてベイマックスなので、退出する人はなかなかいないと思いますけどね。
劇場公開されて約一ヶ月。
見に行っていない人はぜひ行きましょう!
ベイマックス概要
原作 : Big Hero 6
監督 : ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
脚本 : ドン・ホール、ジョーダン・ロバーツ
製作 : ウォルト・ディズニー・スタジオ
配給 : ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
上映時間 : 102分
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