Macの将棋ソフト『桜花』がBonanzaを搭載しており棋譜の検討ができるので、自分の指した将棋の振り返りなどでよく使っています。Windowsは将棋ソフトが充実しているのですが、Macはなかなかいいソフトが少ないです。そこで、今回はMacで優秀な『桜花』を紹介したいと思います。
将棋指しにMacユーザーってどのくらいいるんでしょうか。かくいう僕もMacユーザーなのですが、Macは将棋ソフトが少ないんですよね。
Windowsだと、激指シリーズやMyBona等の優秀なソフトがあるんですが、残念なことにMacに対応していません。何かないかなーと探していたら、今回紹介する『桜花』をみつけました。
Windowsユーザーには激指がおすすめです。
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目次
どんなソフト?
Bonanza6.0を搭載したMac用の将棋ソフトです。製作者はKAMANO KENICHIさんという方みたいです。ちなみに、Bonanzaとは将棋のプログラム本体(思考エンジン、アルゴリズム等)のことで、世界コンピュータ将棋選手権大会等で優勝したりしています。
簡単に言うと、めちゃくちゃ強いです。
アマチュアだとそうとうな腕を持ってない限り、普通に戦ったらまず勝てないでしょう。
検討に使おう!
この桜花には棋譜検討モードがついています。
なので、コンピュータとの対局に使うというより、自分の棋譜の検討などに利用してます。
桜花の検討モードの使い方
検討モードについてですが、棋譜ファイル(CSA、KIF形式など)から読み込む方法とクリップボードから読み込む方法があります。
基本的な分析方法
棋譜の読み込みは、
メニューバーの「棋譜」 → 棋譜・局面図を開く or クリップボードから棋譜を読み込む
の2つを選択できます。
棋譜の分析は、
メニューバーの「研究」→「棋譜分析」→「候補手のみ」or「すべての合法手」
を選択することでできます。ちなみに、すべての合法手を選択すると分析に数分かかります。
分析が完了したら、
「研究」→「分析結果を表示」から分析結果を表示させることができます。
「すべての合法手」で分析した場合。指すことが可能な手がほぼ抽出される。
「候補手のみ」で分析したの場合。有効な手のみ抽出される。
キーボードの方向キーで次の手、前の手を選択できます。
手を進めると、その局面で桜花(Bonanza)が判断した一番最適な手を教えてくれます。
変化した手は局面分析でできる
分析結果を見て「こう指したらどう変化するんだろう」という状況をみたりすることもできます。検討モードでも、指し手を試してみることができます。
そのときは「研究」→「局面分析」から変化した局面を分析できます。
研究結果を保存する
研究結果を保存することもできます。
指し手を変えていくつか局面分析した場合の分析も全部保存されます。
改めて棋譜を見直すときにすごい助かってます。
こんな感じで、指し手の変化もちゃんと保存されます。
まとめ
Macでここまでできる将棋ソフトってないんじゃないでしょうか。というか、Bonanza搭載のMac用の将棋ソフトって、調べた限り他になかったですね。
将棋を強くなるには感想戦が一番ですが、なかなかネットだとできないので、1人で振り返る時は非常に助かってます。
MacユーザーでWindowsの激指、Mybonaのようなソフトをお探しの方、ぜひ使ってみてください。