こんにちは、ねづ(nzakr)です。
カナダはバンクーバーにて留学中です。
Langara Collegeという州立カレッジの英語学習コースに通っています。
オリエンテーションを含めて、6月21日よりスタートしたのですが、先日8月11日を最終日として、最初のセッションが終了しました。
一般的なESLと異なり、7週間1セッションという明確な区切りがあり、その7週間の間はレベルもクラスも変わることはありません。LEAP1〜8というレベルに分かれており、僕はLEAP5でした。
詳しいLangaraのLeapプログラムについては、下記記事を参照ください。
Langara CollegeのLEAPプログラムに通い始めました!語学学校との授業内容、費用の違い
カナダの学校の中でも、飛び抜けて厳しいと言われるLEAPですが、ざっと1セッションを振り返ってみたいと思います!
目次
LEAP5のメイン
LEAP5では、
ポスタープレゼンテーション
5パラグラフエッセイ
という2つの大きな最終課題があります。
その他、最終日のFinalExam、日々のAssessmentが評価対象になります。
ポスタープレゼンテーション
実際に作成したポスター。一番右側の水色が僕の担当でした。
ポスタープレゼンテーションとは、4人一組で指定されたテーマについてのポスターをつくり、それをもとにプレゼンするという内容になります。
今時ポスターかよというツッコミは誰もがしたくなるし、実際その通りなんですが、パソコンやインターネットを使わず、学校の図書館を使って調べたり、グループメンバー同士で作業させたりことが目的らしい。
テーマは古代文明。
インカ、マヤ、イヌイット、アステカの4つだったかな。
僕らのチームはインカ帝国をチョイス。
このインカ帝国のテーマから、1つのThesis(いわゆる大トピック)を決めて、それぞれのメンバーがサブトピックを決めて、リサーチ&発表するという流れ。
ようはこのプレゼンを通して、リサーチ力、プレゼン内容の構成の組み立て方を身につけるのが目的とのこと。
プレゼンの上手さ(スピーキング)よりは、自分のサブトピックとthesisの関連性、構成のロジック、リサーチ力が重要視されます。
僕らは、religionをthisisに設定、個人のサブトピックをceremonyにしました。
最終評価は10段階中7.4でした。
5パラグラフエッセイ(エッセイ写真)
実際に書いたエッセイと先生からの評価。最終的にパソコンで書いて印刷します
その名の通り、エッセイを書きます。
5パラグラフエッセイは、英語のアカデミックライティングの基本中の基本ですね。
・introduction
・body paragraph
・conclusion
という構成に従ってエッセイを書きます。
いくつか決まったトピックの中から、1つ選択し、それについて書くという流れです。
テストのように、一定時間で全部書くというわけではなく、授業を通して、introduction、Body Paragraph、Conclusionのそれぞれの書き方を習い、実際に作成していき、最終的に一つのエッセイとして提出します。
大学のレポートみたいな感じ。
ちょっと調べたことがある方ならご存知かと思いますが、英語エッセイには細かいかつ厳しい書き方のルールがあります。今回のエッセイでは、内容よりは、そのルールに従って書いているかどうかが最も重要視されます。
ルールについてここで紹介するとかなり長くなるので、別途記事にしようかと思います。自分の備忘録も兼ねて。
なお、自分は睡眠不足が仕事に与える影響というテーマで書きました。
せっかくなので、僕の原稿を公開。自ら進んで公開処刑させておきます。
Final Essay
ちなみに、これで評価7.5/10でした。
アセスメント(assessments)
アセスメントとはいわゆる試験のことですね。
日本の学校でいう中間試験みたいなものです。
授業中に何回か行われます。
回数はそれぞれ
・リスニングアセスメント3回
・リーディングアセスメント3回
・ライティングアセスメント2回
でした。スピーキングの試験はありません。
形式は授業中にやっている問題と同じで、先生も事前にアセスメント実施することをちゃんと教えてくれます。抜き打ちじゃないのでご安心を。
Final Exam
いわゆる期末試験ってやつです。
7週間の最終日に行われます。
評価全体の35%の比重を占めているので、けっこう、いや、かなり重要。
内容はリーディング、リスニング、ライディングの3つ。
決まった1つのテーマについての問題になります。今回はfarm lands。農業用の土地が世界全体で失われつつあるよという環境問題の話がテーマでした。
リーディングとリスニングでcomprehension qnestion、いわゆる理解力を問う問題に解答し、ライディングにて自分の意見を書くという形式。いわゆるWritten Responseと呼ばれているもので、6〜8センテンスで回答。
どちらも授業でやっているものと同じ形式です。
終わった後の感想と英語の伸び
さて、気になる終わった後の伸びについて。
簡潔に言えば、そんなに極端な伸びは感じていません。まあたった7週間で成長するほど楽なものではないんですけどね。
リーディング
読むスピードは確実に早くなりました。
まあ毎日読まされ続けたからこれが伸びてなかったら辛い。
1000word程度なら特に苦なく読むことができる感じ。
リスニング
教材系のシンプルな音源なら多少長くでも聞けるようになったと思います。
授業で使われるリスニング教材は6〜10分と長めだったので。
ただ、ネイティブ同士の会話などは全然聞き取れない。あと、映画なども依然として厳しい。
ライティング
センテンスをつくる際、躓くことなく、さくっと書き出せるようになった気がします。
ただし、ライディングで使える綺麗な表現やボキャブラリーの知識量がまだまだ足りない感がありますね。実際、ライティングしていると「またこの表現使ってるわー」というシーンによく遭遇します。
スピーキング
特に成長を感じてないですね。
強いていうなら、話すスピードが気持ちナチュラルになった感じかなー。
あとは言い回しが増えたとかそのくらい。
最終的なスコアは?
評価について
最終的なスコアの前に、LEAPの評価についてちょっと触れておきます。
上述したポスタープレゼン、5パラグラフエッセイ、Final Exam、アセスメントのスコアがメインですが、その他、出席、授業態度(宿題、発言とか)も含めて総合的に判断されて、成績がでます。
100%中70%以上の成績で、次のレベルに上がることができます。
自分の場合LEAP5なので、70%以上であれば次のセッションからLEAP6に上がることができるというわけですね。
レベルが上がれないと、次のセッション(7週間)で、もう一度同じレベルを履修するハメになります。
僕みたいに英語学習の一環として受講している人は英語の勉強にはなるからいいんですが、カレッジ進学を目指している人はその分入学時期が遅れるしお金もかかるので、辛いですねー。
聞くところによると、評価は絶対であり、情状酌量はほぼないとのこと。
先生と仲良かったら評価がよくなるとかは基本的になく、数値のみで評価されます。
ただ、先生によって評価の厳しさは別れるっぽい。
他のクラスの話を聞く感じ、うちのクラスはたぶん厳しかったらしい。
そんな自分のスコアは…
71%!!!
無事に合格!笑
いや、まじでギリギリw
自分的にもきわどいだろうなーと思ってたけど、ほんとにギリギリでした。
まあ受かってしまえば100%も71%も同じなので、無問題。
実際、全体の2割くらいは不合格だったっぽいのでかなり厳しめですなー。
感想
さて、LEAP5を終えた感想を一言にまとめると、
つらい
につきます…笑
アサインメント(宿題)の量も半端ないし、ライティングの書き方は難しいし。
LEAP5が一番きついというのはLEAP学習者の中では一般的っぽい。
LEAP5から急に内容がアカデミックになるらしい。
授業にエンターテイメント性はないので、楽しい授業なんかを想像していると、けっこう辛いかも。ただ、その分授業のカリキュラムはしっかりしているし、学べることは多いけど。
もしスコアが69%以下だったらもう一回LEAP5をやるハメになってたので、本当にレベルアップできてよかったとホッとしてます笑
6のほうが楽らしいけど、ギリギリでパスした自分には相変わらずキツイだろうな。リーディングやリスニングの長さは1.5〜2倍くらいになるらしい。
というわけで、LEAP5の振り返りをしてみました。
3週間の夏休みを挟んで、来週からLEAP6が始まります。
夏休みは旅行三昧であまり勉強していない(汗)ので、頑張らねば。
でわでわ。
LEAP5の途中での振り返りは下記記事に書きました!
LangaraのLEAPがスタートして1ヶ月が経ったので、授業の内容や感想を振り返ってみた
無事にLEAP6も修了しました!LEAP6の振り返りは下記からどうぞ!
【Langara LEAP】LEAP6終了!学習内容と最終スコア、LEAP5との違いについて
僕が通っているLangara CollegeのLEAPについては下記をご覧ください!
Langara CollegeのLEAPプログラムに通い始めました!語学学校との授業内容、費用の違い
カナダ留学の概要がまとまった本↓↓