こんにちは、ねづ(nzakr)です。
海外のホテルを予約する際、どこの予約サイトを使っていますか?
日系のサイトはもちろん、海外のサイトも含めると予約サイトはたくさんあります。
それぞれ提供しているメリットやキャンペーンが違うため、せっかくなら最大限メリットを受けたいですよね。
ということで、今回は主要な海外ホテル予約サイトを対象に、特徴や提供メリットを比較してみたいと思います!
今回取り上げるのは、
- 1) Expedia
- 2) Hotels.com
- 3) Agoda
- 4) Booking.com
の4社です。
ほとんどの方が上記4社のいずれかをお使いだと思うので、こちらをピックアップしてみました。
順番に特徴を紹介しつつ、それぞれどういう人にオススメかをまとめてみました。
目次
Expedia(エクスペディア)
上記4社の中でもおそらく一番知名度があるのが、Expedia。
ホテルと航空券を一緒に買えるというのが強みです。
AIR+割
Expediaの一番の特徴は「AIR+割」ですね。
他のホテルサイトと違い、ホテルと航空券をセットで買うことができる仕組みを持っています。
航空券+ホテルをセットで買う際に適応されるのが「AIR+割」で、セットで購入した場合はホテル代が割引されるという割引制度になっています。別々に買うよりオトクな値段になるわけですね。
割引率は購入するホテルによって変わるのですが、最大全額無料となっています。
あくまで”最大”なので、現実的なラインとしては10〜30%くらいの割引が目安ぐらいではないかと思います。
いくつかの国を周遊したり、複数都市に宿泊したりする場合は、AIR+割の適応はできないみたいです。購入画面に複数フライトの選択がなかったので。
一ヶ国かつ宿泊場所が一箇所のみの単純旅程の場合はAIR+割がオススメですね!
Expediaのポイント制度
ExpediaにはExpedia+という会員制度があります。
宿泊料金75円につき、1ポイント付与されます。
実際は購入パターンによって付与率が変わり、
- ・航空券 : 750円 = 1pt
- ・ホテル : 75円 = 1pt
- ・航空券+ホテル : 75円 = 1pt
- ・オプショナルツアー : 75円 = 1pt
となっています。
航空券のみの購入の場合は、付与率は悪いってことですね。
なお、アプリから予約した場合は、ポイントが2倍になります。
その他、+VIP AccessというExpediaと特別提携したホテルを予約した場合でもポイントが2倍になります。ただ、+VIP Accessのホテルが比較的高価格帯ばかりなのがツライですが笑
なお、1ポイント=1円ではなく、
3,500ポイントで、2,900円のクーポンと交換になっています。
還元率0.8%ですね。
Expediaデータ
掲載件数 | 29万軒 |
---|---|
展開地域 | 世界3万都市 |
最低価格保証 | 差額の2倍返金 |
本社 | アメリカ |
Hotels.com(ホテルズドットコム)
10泊利用で1泊無料という武器を持つのが、Hotels.com。
「10パグ(泊)貯めると1パグ(泊)無料」というCM覚えている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
10泊で1泊無料特典
「10泊利用で1泊無料になるという特典」
このキャンペーンが何よりhotels.comの一番の特徴かつ、一番のメリットですね。
国内外問わずHotels.comを利用してホテルを予約→宿泊して通算で10回に達した時、1泊無料で宿泊できるクーポンをもらえます。
例えば、1泊6,000円のホテルの場合で、11泊した場合は66,000円ですが、
hotels.comなら11泊目が無料なので、60,000円で済みます。
還元率約10%という高還元です。
通常で10%という割引率は他のサイトではないので、かなりオトクです。
もちろん条件というかルールがあります。
1つ目が、最終宿泊から1年間という有効期限ですね。
1年に1回以上は利用する必要があります。
2つ目が、1泊無料の金額は、過去10泊の宿泊費の平均値になります。
過去10泊分のホテルの宿泊金額の平均が6,000円だった場合は、6,000円までなら無料で宿泊できるという仕組みです。
その無料金額分を超えるホテルに泊まる場合は、差額を払うことで利用できます。
「安いホステルに10泊して、5つ星ホテルに無料で1泊する」というチートはできないようになっています。
長期旅行で連泊する方には非常にオトクな制度ですね。
国内のホテルも予約できるので、出張で宿泊する方にもオトクです。出張の宿泊をHotels.comで予約して、無料枠分は個人の旅行で使うなんてこともできます。
逆に言うと、年で数回しか使わない方にはメリットが弱いかもしれません。
また、通常の割引クーポンコードも随時発行しています。
予約前に一度確認してみるとオトクに宿泊できるかもです。
Hotels.comデータ
掲載件数 | 43万軒 |
---|---|
展開地域 | 世界70ヶ国 |
最低価格保証 | 差額返金 |
本社 | アメリカ |
Agoda(アゴダ)
東南アジアに強みを持つのが、Agoda。
シンガポールに本社があることからも、東南アジア圏での知名度が抜群に高いです。
東南アジアで広く展開
東南アジアでホテルの掲載がダントツで多いです。
東南アジアのマイナーな地域のホテルもカバーしています。例えば、ベトナムだけでも63の地域のホテルを掲載しています。
実際の掲載ホテル数についても、
同じくベトナムを例にとると、
- Agoda : 37,956軒
- Expedia : 6,974軒
- Hotels.com : 6,704軒
- Booking.com : 11,173軒
- “ベトナム”で検索時の軒数(2018年10月時点)
となっており、Agodaがダントツですね。
また、ホステルやゲストハウスなどの安宿も掲載しています。
東南アジアといえば、物価の安さもあり、バックパッカーも非常に多い国なので、安宿メインの方には非常に嬉しいですね。
一部のアジア圏のホテルをAgodaが独占契約しており、Agodaでしか予約できないということもあるとのこと。
日本からLCCの就航数が増えたことで格安で行けるようになり、東南アジアへの渡航者も増えています。東南アジアであれば、まずはAgodaで探すのがいいかもですね。
Agodaのリワード
Agodaもリワード(ポイント)制度をもっており、
宿泊料金の1ドルにつき20ポイント獲得できます。
1泊6,000円のホテルに宿泊した場合
→ 1100ポイント
※1ドル = 110円で計算
その他、宿泊後のホテルレビューで500ポイント貯まります。
貯まったポイントは
12,500ポイントにつき、25ドル
として利用することができます。
ちょっとわかりにくいですが、還元率でいうと約3.6%になります。
たくさん利用すると会員グレードが上がってポイント付与率が上がるので、還元率もさらに上がります。
Agodaポイントマックスでマイル還元
Agodaのポイントの他、
ポイントマックスという制度で、航空会社のマイルを貯めることもできます。
世界48航空会社のマイルを貯めることができるんです。
一般航空会社だけではなく、エアアジアなどのLCCも対象となっています。日本の航空会社だとJALが提携しています。残念ながらANAは対象外でした。
すべてのホテルでマイル加算というわけではなく、ポイントマックスの対象となっているホテルのみとなります。
対象ホテル数は500,000件以上あるので、JALマイルなどを貯めている人は一度見てみる価値はありますね。
Agodaデータ
掲載件数 | 80万軒 |
---|---|
展開地域 | – |
最低価格保証 | 差額返金 |
本社 | シンガポール |
Booking.com(ブッキングドットコム)
掲載件数が100万軒超えとダントツなのがBooking.com。
Genius会員という特典を提供していて、ホテルを10%割引で予約することができます。
genius会員になれば10%OFF!
Booking.comの最大メリットはgenius会員制度です。
booking.comで5泊分利用すると、genius会員というステータスが付与されるのですが、genius会員になると対象ホテルの予約が10%オフになります。
genius会員になる条件が5泊分利用するだけというかなりハードルが低いものになっています。
3泊4日と2泊3日の旅行をするだけで、すぐgenius会員になれてしまいます。その際のしかも、家族や友達の予約を代行しても宿泊数にカウントされます。
Hotels.comの1泊無料特典や、AgodaやExpediaでポイントをクーポンに交換できるようになるには、10泊以上しなければならないことを考えると、カンタンさがわかるかと思います。
もちろん、genius会員になれば全てのホテル10%オフというわけではありません。
genius特典という黄色のマークがついたホテルのみが10%割引の対象となります。
残念ながら、genius特典の対象ホテル数は公表されていません。ただ、僕自身もgenius会員としてよくBooking.comをよく利用していますが、8割近くのホテルがgenius特典の対象になっているイメージです。
また、10%割引だけではなく、
genius会員としてホテルを予約すると、本来は有料であろう以下のような特典を受けることもできます。
geinus会員として受けられる特典
アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、空港シャトル、ウェルカムドリンク、無料Wi-Fi、無料朝食
※ ホテルにより提供している特典は異なります
genius会員の仕様としては、口コミ数と評価が一定以上であるなど、ホテルとしてしっかり運営されているかどうかが条件となっているみたいです。
個人的に一番うれしいのは、
料金表示が税金、サービス料込の総額表記であることです。
他の予約サイトでは、実際の予約画面に行かないと、税、サービス料が含まれた総額の値段がわからないので、一覧で比較している時に安いと思ったのに、総額で意外に高くついたという間違いをしやすいのです。
ホテルの掲載数も多く、料金も総額表記、そして、カンタンにgenius会員になれてメリットを受けられるということで、一番使いやすいかもしれません。
Booking.comデータ
掲載件数 | 144万軒 |
---|---|
展開地域 | 世界220以上の地域 |
最低価格保証 | 差額返金 |
本社 | オランダ |
予約サイト比較表
各サイトのデータを比較表にまとめてみました。
ホテル名 | Expedia | Hotels.com | Agoda | Booking.com |
---|---|---|---|---|
掲載件数 | 29万軒 | 43万軒 | 80万軒 | 144万軒 |
展開地域 | 世界3万都市 | 世界70ヶ国 | – | 世界220以上の地域 |
価格表記 | 税、サ料別 | 税、サ料別 | 税、サ料別 | 総額表記 |
特徴 | 航空券&ホテル のAir+割 |
10泊利用で 1泊分が無料 |
東南アジアに強い マイル貯まる |
たった5泊利用で genius会員 |
– | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ちなみに、ExpediaとHotels.comが同じ運営グループです。
Hotels.comがExpediaグループの子会社なんです。
同様に、Booking.comとAgodaは同じグループです。
利用する際には特に気にする必要はないですが。
それぞれどんな人にオススメなの?
さて、それぞれどんな人にオススメなのかですが、
個人的には以下のように考えています。
単純往復の海外旅行で航空券と一緒に買うなら
→ Expedia
出張や長期旅行でたくさんホテルを利用する方は
→ Hotels.com
東南アジア圏の旅行、JALマイルを貯めるなら
→ Agoda
最低5泊以上利用するなら
→ Booking.com
特典の獲得のしやすさという点では、Booking.comが一歩抜き出てますね。
たった5泊でgenius会員というのは嬉しいですし。
長期旅行予定のある方はHotels.comもありです。または、国内海外問わず出張でホテルを利用する方にもオトクです。
実際、僕個人の使い方でいえば、
「普段はgenius会員特典を狙ってBooking.comをメインに使い、出張のホテル予約をHotels.comで行って10泊無料の特典が溜まったらHotels.comでその特典を行使する」
というやり方をしています。
提供している特典が違うため、どこを使うかによってオトクになるか変わってくるので、自分が何を使えば一番オトクな特典をもらえるのか参考にしてみてください!