ゴールデンウィークに2泊3日でカンボジアはシェムリアップに行ってきました。
シェムリアップには、ご存じアンコールワットという有名な世界遺産の遺跡があります。アンコールワットの他にも、アンコール遺跡群と称して様々な遺跡が残ってるんですね。
僕も複数の遺跡を回ってきましたよ。
今回はそのうちの一つであるベンメリア遺跡へ。
ベンメリア遺跡は宮崎アニメの人気作品である『天空の城ラピュタ』のモデルになったという説がある場所です。なので、日本人観光客にはそこそこ人気があるみたい。
では、ベンメリア遺跡のレポートをお送りしたいと思います!
目次
ベンメリア遺跡の場所は?
ベンメリア遺跡はシェムリアップの中心地からはかなり離れています。
上記地図の左がシェムリアップの中心地です。
ホテルやゲストハウスなどがあり、観光客が主に滞在する場所ですね。
右のピンが立っているところが、ベンメリア遺跡の位置です。
地図をみていただければ分かる通り、けっこうな距離があります。
アンコールワットやアンコールトム、タ・プロームなどの主要なアンコール遺跡は中心地付近にあるのですが、ベンメリア遺跡だけは離れています。距離にして約50km、車やバイクで片道約2時間ほどかかるので、観光する場合は半日くらいは時間の確保をしておいたほうがいいかも。
ベンメリア遺跡へ行ってきた!
というわけで、僕は半日かけてベンメリア遺跡へ!
遺跡までは宿泊先のホテルで手配したトゥクトゥクに連れて行ってもらうことに。
気温38℃という暑さだけど、風が気持ちいい。
カンボジア(シェムリアップ)には電車はないので、タクシーかトゥクトゥクで移動することになります。
観光客は旅行期間中チャーター(貸し切り)で利用することが多いですね。
僕は3日間で30ドル(約3150円)でした。
市街地からある程度進むと、道路がアスファルトではなく砂道に。
東南アジアの田舎っていう感じ。道が舗装されているだけ一安心。
ただ、
砂埃がやばい…
目に砂が入ってくるし、髪の毛ガサガサになるし、けっこう辛い。
そんな砂埃の攻撃を耐えつつ、トゥクトゥクは進む。
自転車で通学途中の中学生?が。近くに学校があるのかな。学校らしき建物は見えないけど。
1時間ほどトゥクトゥクを走らせると、チケット売り場に到着。
ここでベンメリア遺跡の入場券を購入します。
チケットは5USドル(約550円)でした。
遺跡はチケット売り場からさらに1時間ほど進んだ所にあるらしい。
なんで遺跡の近くに売り場を作らなかったんだ…。
※1ドル = 110円で計算
さらに進むと、本当に田舎道に。
田舎というか、かなり前時代的な風景。
部屋にエアコンどころか電気とかないパターンかな。
途中でガス欠になりかけたので、ガソリンを補給することに。
もちろんこんな前時代的な景色の場所にガソリンスタンドなんてものはあるわけない。
というわけで…
ボトル詰めのガソリンが路上で売ってました
怖すぎるよ…。日本では考えられない光景に唖然。
シェムリアップでは、ホテルなどの観光産業施設は充実しつつある一方で、現地の人の経済発展はかなり遅れていることを実感。
そもそもこの売店、周りに建物が1件もないのに、どうやって利益出してるんだろ。
チケット売り場から進むこと1時間。
ようやくベンメリア遺跡の入り口に到着!
タクシーや団体観光客のバスも停車してるので、遺跡内にはそこそこ観光客がいるみたい。
遺跡を囲う堀は完全に水が干上がってた。
シェムリアップではここしばらく雨が降らない日々が続いており、こういった水辺は干上がってしまうことも多々あるらしい。
堀の周りで遊ぶ子供達。
カメラに満面の笑みを向けてくれた。
カンボジアは平均年齢が25歳ということもあり、子供の数がかなり多い。
周辺の観察はこのくらいにして、
さっそくベンメリア遺跡内へ!
ベンメリア遺跡は上記のような構図になっている。
赤枠で記された部分が現在観光客の立ち入り可能エリア。
ベンメリア遺跡は酷く崩壊しており、さらなる崩壊の危険があるため、見学できるエリアが決まっているとのこと。
また、地雷の未撤去や毒ヘビの生息地でもあるらしい。地雷なんて日本では歴史博物館に飾ってあるくらいの認識なので、実際にまだ地雷が埋まっている事実の現実感がなさすぎて怖い。
すごく暑いので、入り口近くにある売店で水を購入。
売店には冷蔵庫という現代的なものはなく、氷で冷やしていた。
その氷はどうやってつくったんだろ…。
シェムリアップの遺跡探索では水分の補給は必須です。
さて、正門に続く道を進んで遺跡内へ。
入り口のモニュメントであるナーガの石像は比較的綺麗に残ってる。
数百メートル進むと、正門に到着。
想像以上に崩壊が激しい。
ちなみに、ベンメリア遺跡は周囲4.2kmという大きさでアンコール遺跡群の中では比較的小さい寺院。
アンコールワットに似ている部分が多く「東のアンコール・ワット」と言われることもあるとか。アンコールワット建造前に建てられているので、アンコールワットのモデルとして扱われていたと言われています。
正門はひどく崩れてかけており、入り口は完全に塞がってた。
正門の横の石垣を登ってみた。
石垣もボロボロ。
石垣を超えて、本寺院の中へ。
本寺院の中には観光客用の通路がある。
基本的にはここを通って見学するみたい。
本寺院の中もひどく崩壊している。
もともとどんな建造物だったんだろう。
倒壊した石の一部にはしっかりと彫刻が。
当時から石にこんな壁画を掘る技術があると思うと、人の技術ってすごい。
本寺院の中をさらに進むと、回廊のような場所にでる。
ここも本来は通路だったはずだけど、もはや道として通ることは厳しい。
差し込む太陽の光がすごく物寂しさを出している。
崩れた石垣を乗り越えて、広場のような場所に。
遺跡のあちこちが木々に侵食されている。
本寺院を囲う小さな堀。
もともとはここに水が流れていたみたい。
広場で写真を撮ってみた。
遺跡内にいたカンボジア人の案内ガイド?に撮影してもらったんだけど、撮影後にしっかりチップを要求されました。抜かりないな…。
「聞いてないよ!」って断ったけど。
ガジュマルの木の侵食が激しい。
ラピュタのモデルになったと言われているけど、たしかにこんなシーンがあったような気がする。
.
遺跡自体は見学エリアが制限されていることもあり、そこまで広大ではないので、1時間ほどで見終えると思います。
まあ暑すぎて「そろそろいいかな」ってなるのが一番だけど…笑
帰りもトゥクトゥクに乗って2時間ほどかけてシェムリアップの市街地へ。
疲れて寝れるかと思ったけど、かなり揺れるので無理でした。
まとめ
ベンメリア遺跡に行ってきたレポートをお送りしました。
シェムリアップの市街地からは離れていて2時間近くかかるので、なかなか行きにくいのがネックですね。
ラピュタのモデルらしいので、宮崎アニメ好きな方なら行く価値はあるかも。
個人的にですが、モデルなったと言われるほどの近しい感じはなかったけど。
ちなみに、モデルというのは公式発表ではなく、あくまで噂です。台湾の九份もそうですけど、ジブリは公式にモデルにしたとは名言していないので注意。ちなみに、台湾の九份は公式で否定されています。
以上、カンボジアはベンメリア遺跡の訪問レポートでした。
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