ゴールデンウィークにカンボジアはシェムリアップに行ってきました!
前回のアンコールワットに続いて、今回はアンコールトムの観光レポートです。
アンコールトムはアンコールワットから北の方角にあります。
地図を見ても分かる通り、アンコールトムとはアンコール遺跡の中でもとりわけ大きい遺跡です。
ただ、遺跡の建造物がそんなに大きいわけではなく、敷地面面積で大きいんですね。というのも、アンコールトムは城砦都市遺跡と呼ばれており、日本でいうところの城と城下町までを含めた遺跡となります。
その城に該当するのが、アンコールトムの中央に位置するバイヨンです。
四面すべてに仏の顔が彫刻された石像がたくさんある遺跡です。
きん肉マンでいうところのアシュラマンですね。
今回はこのアンコールトムのバイヨンを観光してきたので、そのレポートをお届けします。
アンコールトム(バイヨン)を探訪レポート
こちらがアンコールトムの主要な入口である南大門です。
アンコールトムは周囲1辺3kmの城壁に囲まれており、東西南北それぞれに入口となる門があります。
こちらの南大門がアンコールトムの一番の主要入り口です。
というのも、アンコールトムはアンコールワットの次に見学されることが多いので、位置的にこの門を通る人が多いんです。
行き方はトゥクトゥクかタクシーになります。アンコールワットとセットで見学されることが多いですね。
門の上部には顔が付いてます。
南大門を抜けて10分ほどトゥクトゥクを走らせると、中央にあるバイヨンが見えてきました。
遺跡の建造物自体はアンコールワットより小さいですね。
入り口には日本の国旗が描かれた看板が。
日本が支援しているみたい。
アンコールワットは12世紀前半、こちらのアンコールトムは12世紀後半に建立されていので、時代背景が異なっています。
アンコールワットはヒンドゥー教寺院ですが、アンコールトムは建立開始当初は
バイヨンを見学する上での禁止事項。
ノースリーブやハーフパンツなどの露出が多い服はダメらしい。
タイのワット・プラケオと同じですね。こういった宗教的に重要な遺跡や施設はこういう服装のルールがあります。
入り口横では補修工事が。
工事している現地人もルールに従っているためか、暑い中ちゃんと長ズボンです。
入り口に座っていた係員の人にアンコール遺跡入場券を見せて許可をもらう。
さっそくアンコールトムの中央祠堂であるバイヨンに入っていきましょう!
このアンコールトムの石造も頭部が破壊されていました。
これも悲しきカンボジア内戦の影響か。
入り口を通って、階段を登り中に入ります。
階段を登り切ると開けた場所に。
上を見上げると無数の”仏顔”が!
アップで撮影してみた。
一枚岩ではなく、複数の石を削って上手く組み合わせて作られているのがわかります。
四方向全てに仏の顔がついているので、四面仏塔と呼ばれています。
ちなみにこの顔は観世音菩薩という仏様。
きん肉マンのアシュラマンと違い、4つ全ての顔が笑顔の表情でした。
スマイリングフェイスともいわれています。
アシュラマンは喜怒哀楽の4種類の表情だったはず。たしか。
顔だけでなく、冠の装飾までしっかりされています。
12世紀後半につくられたと言われていますが、どうやって作ったんだろ。
組み合わされている石も全て均等なサイズってわけではないし…設計図とかあったのかな。冷静に考えてもすごい技術ですよね。これ。
経年劣化のせいか、顔の一部分が崩れてしまってきているものが多々あります。
下には入り口らしき穴があります。
中は空洞になってました。
上を除くと光が差し込んでいて、なんかカッコイイ。
穴から対面を除くと反対側には別の仏顔が。
小さいサイズのものには、中に仏像がありました。
袈裟が新しいので、ちゃんと誰かが交換しているんですね。
小さめの四面仏塔と僕。
どことなく昭和のおっさんみたいな顔になってしまった。
入り口とは反対側の階段を降りて外へ。
こちらは壁が酷く崩壊していました。
外に出ると、瓦礫の山の上には猿が。
近づいても人間から逃げないので、写真撮り放題。
果物を食べているところを近寄って撮影してみた。
この猿達は家族だろうか。
子供の猿が近づいて戯れてきた。
可愛いな〜と思ってじゃれてたら…
爪で引っ張られてズボンが破れました…。
このあとまだ行きたい遺跡あるのにどうしてくれるんや…。
まあ普通にこの後も破けたままで見学しましたけどね。幸いゆるゆるのタイパンツだったので、破けた部分を縛って誤魔化しながら、観光を続けました。
まとめ
アンコールワットほどの知名度はないものの、
また違った遺跡のつくりになっており、面白かったですね。
四面仏塔といった遺跡物はアンコールワットにはなかったですし。
カンボジアの世界遺産といえば、アンコールワットのイメージでしたが、こちらのアンコールトムも負けず劣らず観光する価値があると思います。
この前に訪問したアンコールワットと今回のアンコールトム、そして次に訪問するタ・プロームは3つセットで見学されることが多いです。
3つとも違った特徴があります。
次回はタ・プロームの探訪レポートをお送りしたいと思います!
樹木の侵食が神秘的!タプローム遺跡を観光してきた!
他のアンコール遺跡群の観光レポートは下記から
- アンコールワット
カンボジアの超有名な世界遺産!アンコールワットに行ってきた! - タ・プローム
樹木の侵食が神秘的!タプローム遺跡を観光してきた! - ベンメリア遺跡
ラピュタのモデルという噂のカンボジアのベンメリア遺跡を訪ねてきた!
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【カンボジア – シェムリアップ旅行記】2泊3日でアンコール遺跡を1人旅してきた
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