ゴールデンウィークに一週間ほどタイに行ってきました。
タイの観光名所といえば、王宮巡り、水上マーケット、アユタヤ遺跡などがあります。
前回、アユタヤ遺跡の観光レポートをお送りしました。
今回はタイの王宮エリアの観光レポートをしてみようと思います。
バンコク市街地からタクシーで30分くらいの位置でアユタヤ遺跡に比べて近い位置にあるので、タイに旅行した方の大半は王宮観光しているのではないでしょうか。
王宮観光も現地旅行会社やH.I.Sバンコク支店のオプショナルツアーがあります。
値段にして1500〜2000バーツ(5000円〜7500円)ほどです。
けっこういいお値段がしますね。
僕は例によってツアー等は利用せず個人で自力で行きました。
そのほうが断然安く済みます。
それではいってみましょう。
目次
王宮エリアまでの移動
僕はこの時カオサン通りのホテルに滞在していたので、カオサン通りからの移動になりました。
カオサンから王宮エリアまでの移動はタクシーやトゥクトゥク、公共バス、徒歩の3パターンの方法があります。
安さでいえば、公共バスが一番ですね。
しかし、乗り方は不明瞭でわからなかったです。バスの車体に書いてある番号に従って乗車すればいいらしいのですが、間違うと面倒なので、僕はタクシーを利用しました。
ちなみに、徒歩だと15分くらいでいけます。ただ、バンコクはかなり暑いので徒歩だとキツイかも…。
ここがカオサン通り。
タイのバックパッカーの聖地なんて言われており、一緒の観光名所でもあります。
ただ、アクセスがめっちゃ悪いんです。駅まで遠いし、ナイトライフエリアやバンコク中心地内までアクセスしにくい場所でした。バックパッカー以外の方でここに滞在するのはオススメしないですね。
カオサン通りからタクシーに乗ること15分。
王宮エリア近くの公園に到着しました。
鳩が大量。油断すると糞をつけられるので要注意です。僕もやられました汗
最初の目的地であるワットプラケオのタイ語の文字をメモっておき、タクシーの運ちゃんにそれを見せて連れてってもらいました。
タイ語では「วัดพระศรีรัตนศาสดาราม」と書くらしい。
なんて読むかは全くわかりません笑
タクシーの値段は100バーツ(370円)。
カオサン近くのタクシーは基本的にメーターを回してくれないので、交渉になります。相場的には70バーツ〜100バーツくらいですが、150バーツと提示してくることもあります。
ちなみに、バンコク市街地から来る場合は電車(MRT)でファランポーン駅まで行ってタクシーに乗る方法がいいかと思います。ファランポーン駅からタクシーに乗っても150バーツくらいです。
また、サパーンタクシン駅から船で行く方法もあります。
タイの王宮観光へ
無事近くについたので王宮観光のはじまりです。
王宮観光の主要スポットは以下の3つですね。
ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルンです。
地図で観るとこんな感じの距離感です。
タクシー降り場から一番近いのがワット・プラケオですね。
ワット・プラケオ → ワット・ポー → ワット・アルンという順番で回ります。
ちなみに、この近辺にはトゥクトゥクなどが多数いて、観光客からだまし取ろうとする悪い人がけっこういます。
いわゆるトゥクトゥク詐欺というやつです。
「今日は王宮休みだから別のところ案内するよ!」など巧みな話術で誘ってきますが、全て無視しましょう。
ワット・プラケオ
まずはワット・プラケオ。
正式名称はワット・シーラッタナーサーサダーラームといいます。
ここはタイの王族の守護寺であり、王室専用の仏教儀式の場らしいです。
観光客でごった返してます。
あちこちに入口があるんだけど、観光客向けの入り口は1つしかなく、警備員の人が「あっち!」と教えてくれたりします。
まあ他の観光客に付いて行けば大丈夫です。
入り口の向かいには
「MINISTAY OF DEFENCE」が。日本でいう防衛省です。
混雑していますが、無事中に入れました。
入場料は500バーツ(1800円)。
タイの観光地で一番高い。というか日本より高い。
日本で有名な清水寺でさえ400円なのに…。
一瞬ためらう価格ですが、一番有名ともいえるタイの観光地なのでしぶしぶ払う。
ちなみに、このワット・プラケオは服装規定があり、ハーフパンツやミニスカートなど露出度が高い服では入ることはできません。
そういった格好で現地に来てしまった人は、入り口近くにいる行商人からタイパンツを購入して入場することになります。
もともとはサンダルもNGでしたが、今はOKでした。僕もビーチサンダルだったので。
中も観光客であふれています。
比較的欧米圏と中華系の人が多かったかな。
特に中国人は団体で行動しているのでけっこううるさかったり。
入出口の横の壁には大きな回廊壁紙が。
ラーマキエンというタイで有名な物語を描いた回廊絵とのこと。ラーマキエンとは、シーダー妃というお姫様を巡ってラーマ王子(人)と阿修羅王(鬼)が争う話らしい。
回廊一面に描かれているので全部みるとけっこうな時間がかかります。
説明はタイ語だけど、絵を見てるだけでもけっこう面白いかも。
僕は暑さと人混みで途中で離脱しましたけど…笑
金色に輝くプラーン(仏塔)。
こういった輝かしい金色の仏教系の建物がたくさんあります。
プラーンを支える謎の人物模型。
これめっちゃありました。何を表してるんだろうか。
象に守られた建築物。
タイではヒンドゥー教の影響で象はガネーシャとして神様みたいに崇められています。
ワット・プラケオの入出口に配置された鬼。
入り口が複数箇所あるんだけど、全部にこの鬼がいる。
かなり大きく、威圧感がある。
カンボジアの世界遺産であるアンコールワットの模型。
このワット・プラケオを建造した時代の王であるラマ4世がアンコールワットを訪れた時に感動して模型を造らせたとかなんとか。
さらに大きなプラーン(仏塔)。
入り口がありますが、中には入れない。
近くで接写。
輝かしい。純金ではないと思うけど。
一番大きな金色プラーンと僕。
僕と比較してプラーンの大きさがわかるかと。
サングラスかけてますが、晴れてて暑いしめっちゃ眩しかった。
ワットプラケオの敷地はかなり広い上に似たような建造物がいっぱいあるので現在地がわからなくなります笑
正面の本堂。
ここの中にはかの有名なエメラルド仏があります。
タイ語ではプラケオと言うので、ワット・プラケオと呼ばれる所以ですね。
本堂内に入るときは帽子やサングラス等は外す必要があります。
本堂内は撮影禁止なので撮影できませんでした。
さて、ざっとワット・プラケオの観光を終えたので移動します。
次の目的地はワット・ポーです。
ワット・プラケオから歩いて移動。
歩いて10分くらいの距離ですね。
道は広いし複雑じゃないので、そんなに難しくないです。
僕はGoogle Mapを片手に歩きました。こういうときWifiがあるとすごく便利なので、PocketWifiのレンタルをしておくといいですよ。
PocketWifiのレンタルならグローバルWIFIが一番メジャーですね。
道中で行商人が水を売っているので、買いました。20バーツ(70円)。
めちゃくちゃ暑いので、水分補給必須です。
10分ほど歩いて無事到着。
入り口でチケットを購入します。
値段は100バーツ(370円)。
ワット・プラケオに比べて良心的な価格設定です。
ワット・プラケオはラマ4世の建造物でしたが、ワット・ポーはラマ3世です。
こちらがチケット。
中のお店で水をもらえる引き換え券付き。
すごく暑いので助かる。
ワット・ポー内部の様子。
奥に進むとワット・プラケオと同じように王宮建造物があります。
入り口は鬼じゃなくて伯爵みたいな石像でした。
しかし、ワット・ポーで見たいもののは別なので入らず。
ワット・ポーといえばコレです。
そう、金色の仏陀ですね。
写真などで見たことある方も多いのでは。
正式名称にThe Reclining Buddhaと書いてある。
そのまんまだった。
さて、中に入っていきます。
入り口で靴を脱いで専用の手提げ袋に入れます。
おお、頭が見えてきた!
続いて顔も!
デカイ。
圧倒的なデカさ。
足元から全体像を撮影。
大きすぎて入らない。
大きさにして46メートルもあるとのこと。
アユタヤでみた寝釈迦仏は28メートルなのでこちらのほうが2倍近く大きいですね。
一緒に写真を撮ってみた。
足の裏にしっかりとした装飾がされています。
後ろから撮影。
この本堂は寝釈迦仏の周りをぐるりと一周できるような作りになってました。
さて、ワット・ポーの目的である金色の寝釈迦仏を見れたので、次のワットアルンへ移動します。
ワット・アルン
ワット・ポーからワット・アルンへはチャオプラヤー川を超えて対岸への移動になります。
そのため、渡し船を利用します。
ワット・ポーから歩くこと5分、船着場へ。
一本道なので迷うことはないかと。
突き当りの木製の建物が船着場です。
船着場の前には露店がいっぱいあります。
船着場の中もお土産コーナーでいっぱい。
観光客がいっぱいくるんだろうなー。
渡し船はこんな感じ。
乗船料は3バーツ(11円)だったかな。
おつりがない場合があるので小銭を用意しておきましょう。
船からの様子。
ワット・アルンが見えてきた。
チャオプラヤー川は相変わらず汚い。
この川はバンコクの中心運河なので貿易や移動でたくさんの船が走っています。
船に乗ること数分、無事対岸に到着。
ワット・アルンが間近に見えてきた。
あれ、なんか工事中じゃね…?
とりあえず中には入れるようなのでチケットを購入。
チケット売り場はこちら。
入場料は50バーツ(170円)でした。
やはりワット・プラケオはすごく高いな…。
ワット・アルンに入場ー。
正式名称は『ワット・アルンラーチャワラーラーム』というらしい。
ワット・アルンは暁の寺なんて呼ばれていたりします。
もともとはエメラルド仏が祀られていました。今は先に訪れたワット・プラケオにあります。
下から眺望。
ただの石塔なのに細かく装飾がされていて、美しい。
しかし完全に工事中だ…。
ワット・プラケオ、ワット・ポーはけっこう観光客で混雑していたのに、工事中のためか、このワット・アルンはかなり空いてました。
こちらのワット・アルン、本来は上に登ることができます。
しかし、工事中のため鉄柵が張られてました。
ワット・アルンを一番上まで登ると、チャオプラヤー川を挟んだ対岸の景色が一望できると聞いて楽しみだったのに…。
虚しく下から撮影するしかない。
1767年建立なので古びていますが、装飾等は未だ綺麗に残っています。きちんと整備と手入れされているんだろうなー。
登れる位置まで登って撮影。
ワット・アルンと僕。
ワット・アルンは広場を含めると広いですが、施設内だけならそこまで広くないので、わりとすぐ見終えることができます。
ぜひ次回来ることがあったら、工事が終わったタイミングであってほしい(切望)
ちなみに、このワット・アルン。
暁の寺といわれるだけあって、夕暮れ時に来ることをオススメします。
【引用】Flickr
ワット・アルンがライトアップされてすごく綺麗で、幻想的な景観をみることができます。
僕は時間の都合上で昼時になってしまいましたが、もし次回くることがあればこの時間帯に来たい。
まとめ
王宮観光後はトゥクトゥクを拾ってカオサン通りに戻りました。
王宮観光にかかったお金は
行き帰りのタクシー : 200バーツ(740円)
ワット・プラケオ : 500バーツ(1800円)
ワット・ポー : 100バーツ(370円)
ワット・アルン : 50バーツ(180円)
渡船 : 6バーツ(22円)
雑費(水とか) : 100バーツ(370円)
合計 : 956バーツ(約3500円)
レートは1バーツ = 約3.7円で計算しています。
半分以上がワット・プラケオの拝観料ですが、全体的に安く済ませることができました。
歩いて移動する場合かなり暑いので水分補給必須です。
また、道は複雑ではないのですが、Wifi環境があるとすごく便利だし迷うこともなくなるので、SIMフリースマホを所持していない方はPocket Wifiをレンタルして行きましょう。
タイ、バンコク観光ではメジャーな王宮観光。
タイの王国の歴史を感じることができる場所なのでぜひ行ってみてください。
タイの同じ観光名所であるアユタヤのレポートは下記から
タイの世界遺産!アユタヤ遺跡に行って歴史を満喫してきた!
その他、僕のタイ旅行の詳細は下記の記事で紹介!
タイ(バンコク)に1週間ほど一人旅してきた旅行記
タイ旅行にかかる費用や物価については、下記の記事にまとめました。
タイ、バンコク旅行の予算は?航空券、ホテル、買い物など費用まとめ
ガイドブック一冊あると便利ですよ!